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なぜ腕には脂肪がつきやすい? 専門家が教える、引き締まった二の腕を手に入れる方法

Why Your Arms Store Fat Differently—And What You Can Do About It

2025年9月30日(火)16時55分
リディア・パトリック

重要なのは「現実的な期待値」を持つこと

脂肪の蓄積には、コルチゾールや甲状腺ホルモンといった他のホルモンも深く関与している。甲状腺機能低下症の場合、代謝が遅くなり、結果的に腕も含めた身体全体に脂肪がつきやすくなる。慢性的にコルチゾール(ストレスホルモン)が高い状態もまた、腹部を中心とした脂肪の蓄積を引き起こすが、全身の脂肪保持にも関与している可能性がある。

マレンは「身体は常にあなたの味方だ。身体がある特定の反応を示すときには、進化的な理由や利点が存在していることが多い。例えば、閉経前の女性における皮下脂肪の蓄積は、生殖の過程における生存率の向上に関係している。皮下脂肪は、妊娠や授乳のためのエネルギー備蓄として機能する」と語る。


また、「筋肉が多いことはアドバンテージだ。基礎代謝を高め、インスリン感受性を改善し、全身の炎症を抑え、健康的に年を取ることの助けになる」と、筋肉の成長を健康全体の中核として捉えるべきだと提言した。

ただし、彼女はこうも述べる。「腕の筋肉だけを鍛えても、腕の脂肪が減るとは限らない」

見た目に引き締まった状態を実現するには、全身の体脂肪率を下げることと、筋肉量を増やすことの両立が必要だ。マレンは、週に3〜5回の筋トレ、良質なタンパク質とさまざまな炭水化物、食物繊維を多く含む食品を摂取することを意識しつつ、必要に応じてホルモンバランスを整えることを推奨している。

グリムとマレンの主張に共通しているのは、「二の腕引き締め」の近道など存在しないということだ。成果を出すためには、段階的な負荷増加による筋肉の成長、脂肪減少を助ける生活習慣、ホルモンや代謝の健康的な管理が必要となる。短期的な解決策が効果を持つことはほとんどない。着実かつ一貫した取り組みこそが成果につながるのだ。

「基本的な運動生理学を"裏技"でどうにかできると思っているなら、それは幻想である」とグリムは総括した。

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