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「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物

2025年8月13日(水)11時13分
森谷敏夫(京都大学名誉教授)*PRESIDENT Onlineからの転載

レモンには戦闘モードである交感神経を高める効果

2.キムチ

真っ赤になるほどの大量の唐辛子の粉末が使われているキムチは、カプサイシンの宝庫です。カレーと同様、交感神経を刺激して、活性化させる高い効果があります。さらに、キムチは舌にピリッと刺激がきます。この「ピリッとした刺激」もまた、カレーのスパイス同様、舌の知覚を刺激し、交感神経が活性化されるのです。

キムチは食物繊維が豊富で、乳酸菌を多く含む発酵食品。便秘を防いで、肌をキレイに保つ「美容食」ともいえます。

交感神経の働きが弱い人は、毎食、少量でもキムチを食べるとよいでしょう。


3.レモン

グレープフルーツ・ダイエットが話題になったことがあります。

そのグレープフルーツ以上におすすめしたいのがレモンです。レモンには交感神経を刺激し、その働きを高める効果があります。私たちの研究チームがヒトを使って実験したところ、ほかのフルーツよりも圧倒的に高いレベルで交感神経に効くことが判明しました。

レモンをかじったときに「すっぱい!」と感じますね。そのとき、カレーやキムチと同様に、知覚が強く刺激され、その情報が知覚神経を介して、大脳の交感神経の中枢に刺激を与え、活性化させるのです。

その昔、私が体操選手をしていた頃、試合会場へ入ると、よくレモンの香りがしたものです。選手たちが持っていたレモンの砂糖漬けの香りでした。

運動をするには糖がたくさん必要なので、「砂糖漬け」だったのです。そして、レモンには戦闘モードである交感神経を高める効果があることを、選手たちは経験から知っていたのでしょう。

レモンの果汁だけではもったいないので、搾らず、スライスなどにして果肉まで食べるようにしましょう。

コーヒーを多く飲む人ほど、糖尿病になりにくい

4.コーヒー

カフェインは自律神経の機能を高めます。それも、漢方と同じで「中庸」にもっていくのです。

つまり、交感神経であれ、副交感神経であれ、亢進しすぎているときには鎮める方向に、逆に、働きが低下しているときには、それを引き上げる方向に働きます。こうして自律神経全体の機能を整えて、アップさせるのがコーヒーの特徴。このことは、私たちの実験で証明されていますし、論文にもなっています。

痩せるために自律神経を鍛えたいなら、1日3回の食事のあとに、必ずコーヒーを飲みましょう。砂糖を入れると、インスリンが先に分泌されて、体脂肪が燃焼しづらくなり、ミルクはカロリーが高いので、痩せたい人は控えてくださいね。

また、コーヒーに関しては、興味深い研究結果があるのでこちらで紹介しておきましょう。糖尿病でない男女約12万人を長期間追跡し、コーヒーや紅茶、カフェインを含む食品の摂取状況を詳しく調べました。

その結果、調査期間中に男性1333人、女性4085人が糖尿病を発症しました。ところが、年齢や肥満などの要因を考慮しても「コーヒーを多く飲む人ほど、糖尿病になりにくい」という傾向がはっきりわかったのです。

コーヒーをまったく飲まない人をリスク1とすると、1日1〜3杯で0.98、4〜5杯で0.7、6杯以上では0.46と、発症率が大きく下がりました。

コーヒーに含まれる成分が、糖や脂肪の代謝を助けるAMPキナーゼという酵素を活性化し、糖尿病予防に役立つ可能性があると考えられています。脂肪の代謝も助けるのですから、コーヒーはダイエット向きの飲み物といえますね。

なお、カフェインの過剰摂取が問題とされることがありますが、1日に4~5杯程度までなら、心配はいりません。

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