骨折だらけで飢えた子犬を保護...獣医が下した「思いがけない決断」とは?
Starved Puppy With Fractured Body Found As Stray—Vet Does the Unexpected

「もう歩けない」と言われた子犬に希望をくれたのは、ひとりの獣医だった(写真はイメージです) Kojirou Sasaki-Unsplash
<低カルシウムで骨がスカスカ、固形物も食べられない子犬。獣医が下した「予定外」の選択が、命をつなぐ一筋の光となった>
「ミリオンダラーベイビー」──そう名付けられた子犬は、すでにその名にふさわしい存在になりつつある。保護された時、体重はわずか数ポンドしかなかった。
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生後わずか2カ月足らずのこの子犬は、テキサス州オースティンの市営シェルターから救出され、ギリギリのところで命をつないだ。保護団体「オースティン・ペッツ・アライブ!(APA!)」に到着したとき、彼女の小さな体には複数の骨折があり、慢性的な栄養失調と極度のカルシウム不足によって骨はもろくなっていた。
「彼女は本当にファイターなの」と語るのは、APA!に所属する獣医師レイチェル・ゴードン。彼女はこの子犬──愛称「ベイビー」を、自宅で保護して経過を見守っている。「何度も骨折しているのに、いつも嬉しそうにしっぽを振って、私たちのしていること全てに感謝しているのが分かるわ」