日立、米国で送配電機器の製造能力強化 10憶ドル超投資

　９月５日、日立製作所の子会社、日立エナジーは米国で送配電機器の製造能力を拡大するため、１０億ドル超の投資を行うと発表した。写真は日立のロゴ。チューリッヒで２０２０年９月撮影（２０２５年　ロイター／Arnd Wiegmann）

Ritsuko Shimizu

［東京　５日　ロイター］ - 日立製作所の子会社、日立エナジーは５日、米国で送配電機器の製造能力を拡大するため、１０億ドル超の投資を行うと発表した。日立エナジーによると、米国の電力業界史上最大規模の投資になる。

米バージニア州サウスボストンの大型電力用変圧器工場の新設に約４億５７００万ドルを投資するほか、全米各地の既存施設の大幅な拡

張も実施する。トランプ政権が進めるＡＩ（人工知能）データセンターの拡大にともなうエネルギー需要の増加に対応する。この投資により米国各地で数千名規模の雇用が創出されるほか、地域のサプライチェーンの強化にも資するとしている。

この投資は、２０２０年から実施している９０億ドル超のグローバル投資の一環。