骨折だらけで飢えた子犬を保護...獣医が下した「思いがけない決断」とは?
Starved Puppy With Fractured Body Found As Stray—Vet Does the Unexpected
ベイビーのあまりに深刻な状態を目の当たりにしたゴードンは、施設に任せきりにするのではなく、自ら引き取る決断をした。
その体には、これまでに受けてきた過酷な環境が刻まれていた。どのような経緯でシェルターにたどり着いたかは不明だが、栄養失調と骨の脆弱さから、適切な飼育環境ではなかったことは明らかだった。現在も固形のフードをしっかり噛むことができず、1日に数回、シリンジで流動食を与えてもらっている。
それでもベイビーは、奇跡的な回復の兆しを見せている。
「カルシウムの補給がまだ1日3回必要だけど、薬は嫌がらずに飲んでくれるの。おやつで包んであげると、パクっと食べるのよ」とゴードンは語る。
完全な回復までの道のりは長い。しかしゴードンは、それでも彼女を引き取るという「予想外」の行動に出た。歩けるようになるまでにはあと2〜3カ月はかかる見通しだが、希望は失っていない。
「長い道のりになるとは思うけど、今の進歩には満足しているわ。うちの犬たちとベビーゲート越しに遊ぶのが大好きで、オスのトーティー猫フィンが『看護助手』として活躍してくれてるのよ」