かまれた頭に3カ所の骨折...生存率5%の子犬が起こした「奇跡」
7-Week-Old Golden Bitten by Dog Given Low Survival Rate, But He's a Fighter
家族の親しい友人で外傷治療の訓練を受けた獣医が、コルトの世話を引き受け、24時間体制でケアを提供したという。脳の腫れにより、コルトは2度の発作を起こした。
だが「奇跡の子犬」と呼ばれるにふさわしい回復を見せた。年齢の若さと骨の柔軟性が功を奏し、誰もが予想しなかったほどの回復を遂げたという。手術も不要だった。結果として片目の視力は失ったものの、神経科医の診断では問題はなく、現在は特製のアイカバーを着けて元気に暮らしている。
コルトは現在、キャシェンさんの兄夫婦の元で「永遠の家族」として暮らしている。奇しくもこの夫婦の息子も「奇跡の子」だった。4歳で急性骨髄性白血病と診断されたが、現在は3年間の寛解を維持している。
「その子、ブレイデンくんも奇跡的に回復していて、今ではコルトと一緒に育っているの。2人の『奇跡の子』が、予想を覆して成長しているのよ!」とキャシェンさんは語った。「まるでジェットコースターのような経験だったけれど、今こうして多くの愛と毎日のハッピーエンドを迎えられて、本当に感謝しているわ」
この一件を受けて、キャシェンさん一家は今後の子犬たちの脱走を防ぐため、ペンの管理体制を見直したほか、コルトの母犬の避妊手術も済ませたという。