最新記事
ネットで話題

昼寝中のはずが...モニターが映し出した赤ちゃんの「ありえない姿勢」に母驚愕、ネット騒然

Mom Checks on Son via Baby Cam—Nothing Could Prepare Her for What She Sees

2025年7月9日(水)14時05分
ジャック・ベレスフォード

フライデラーの仕事は企業向けイベントの営業職。そのうえライターでもあり、特異な事情を持つ母親だ。その事情のおかげで人生に対して前向きになれているという。

「私は難病の脊髄腫瘍である神経線維腫と共に生きている。この腫瘍は神経に絡まっていて完全には切除できない。診断を受けたのは2017年で、腫瘍は大きくなり続けているけれど、安定した状態で良性を保っている」

フライデラーはそう打ち明けた。

「この診断と2004年のてんかんの診断が、私の人生に対する向き合い方を一変させた。いつかは死ぬという現実が目の前に置かれると、ものの見え方はどんどん変わっていく」

そうした経験のおかげでフライデラーの中に「火が付いて」、自分のやりたいことをやるための「ちょうどいいタイミング」を待つことはやめた。作家になる夢を追うこともその一つだった。

自分の健康状態の変化や、母親としての悪戦苦闘という変化の中で、SNSがフライデラーさんの癒しになり、支えになったという。

「私は、慢性疾患、悲しみ、メンタルヘルスなど、『あの苦しみ』の中で寄り添って、小さな1歩を重ねながら人生という山を登っていく、小さいけれど力強いオンラインコミュニティを築いた」

息子に振り回されたあの日の動画を共有したのは、そうした思いからだった。当時は苛立ちを感じたものの、今では笑い話にしてポジティブなことに集中できる。そして、動画がバズった今、それが誰か1人でも励ましたのなら、それだけで意味があるとフライデラーは感じている。

ニューズウィーク日本版 大森元貴「言葉の力」
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月15日号(7月8日発売)は「大森元貴『言葉の力』」特集。[ロングインタビュー]時代を映すアーティスト・大森元貴/[特別寄稿]羽生結弦がつづる「私はこの歌に救われた」


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ビットコイン最高値、11.2万ドル目前

ワールド

トランプ氏、アフリカ5カ国首脳と会談 「援助から貿

ビジネス

NY外為市場=ドル、対円で2週間ぶり高値圏 米関税

ワールド

ブラジルに50%の関税へ、トランプ氏がルラ大統領に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 2
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 3
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、「強いドルは終わった」
  • 4
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 5
    人種から体型、言語まで...実は『ハリー・ポッター』…
  • 6
    「詐欺だ」「環境への配慮に欠ける」メーガン妃ブラ…
  • 7
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 8
    【クイズ】 現存する「世界最古の教育機関」はどれ?
  • 9
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 10
    昼寝中のはずが...モニターが映し出した赤ちゃんの「…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 7
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 8
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 9
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 10
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中