昼寝中のはずが...モニターが映し出した赤ちゃんの「ありえない姿勢」に母驚愕、ネット騒然
Mom Checks on Son via Baby Cam—Nothing Could Prepare Her for What She Sees
フライデラーの仕事は企業向けイベントの営業職。そのうえライターでもあり、特異な事情を持つ母親だ。その事情のおかげで人生に対して前向きになれているという。
「私は難病の脊髄腫瘍である神経線維腫と共に生きている。この腫瘍は神経に絡まっていて完全には切除できない。診断を受けたのは2017年で、腫瘍は大きくなり続けているけれど、安定した状態で良性を保っている」
フライデラーはそう打ち明けた。
「この診断と2004年のてんかんの診断が、私の人生に対する向き合い方を一変させた。いつかは死ぬという現実が目の前に置かれると、ものの見え方はどんどん変わっていく」
そうした経験のおかげでフライデラーの中に「火が付いて」、自分のやりたいことをやるための「ちょうどいいタイミング」を待つことはやめた。作家になる夢を追うこともその一つだった。
自分の健康状態の変化や、母親としての悪戦苦闘という変化の中で、SNSがフライデラーさんの癒しになり、支えになったという。
「私は、慢性疾患、悲しみ、メンタルヘルスなど、『あの苦しみ』の中で寄り添って、小さな1歩を重ねながら人生という山を登っていく、小さいけれど力強いオンラインコミュニティを築いた」
息子に振り回されたあの日の動画を共有したのは、そうした思いからだった。当時は苛立ちを感じたものの、今では笑い話にしてポジティブなことに集中できる。そして、動画がバズった今、それが誰か1人でも励ましたのなら、それだけで意味があるとフライデラーは感じている。

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