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メンタルヘルス

自然の中を90分歩くだけで「うつ」が減少...おススメは朝、五感を刺激する「ウォーキング・セラピー」とは?

2025年3月15日(土)09時40分
ジョナサン・ホーバン(臨床心理士)

ウォーキングは五感を刺激し、体と心を活性化させます。ストレスや不安に苦しみ、燃え尽きてしまう日々に終止符を打ち、本来の自分を取り戻すことができれば、穏やかな気持ちで自分に正直に向き合えることでしょう。

ウォーキングによって本当に悩みが消える? 答えはイエス。正しく実行すれば、健康で幸せな人生に向けて必要な変化を起こしやすくなるはずです。


 

準備体操をする

では、ウォーキング開始に向けて順を追って解説しましょう。まず、スケジュール帳に歩く時間を書き入れます。仮定の話や言い訳は禁止。1週間先までの予定を確認し、ウォーキングのための1時間を確保します。

1時間なんて長過ぎる? そんなことはありません。どんなに多忙な人でも1週間に1時間くらいはひねり出せるはず。スケジュール帳やオンラインのカレンダーに今すぐ書き込んでください。

歩く時間帯は、朝でもランチタイムでも夕方でも構いませんが、個人的には朝をお勧めします。新鮮な気持ちを感じやすく、一日の準備体操として心を整えられるからです。

書き入れましたか? 私はこの本を通して、皆さんに指図するような態度はできるだけ控えるつもりですが、約束事が極めて重要な局面があるのも事実です。

ウォーキングの予定を書き入れることは、そんな約束事の1つ。変更不可の「絶対に尊重されるべき務め」を設定しておくことが、弱気になったり、先行きに不安を覚えたりしたときに自分の力を信じる土台となります。

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