最新記事
健康

脂質は体に悪くなかった...「ケトーシス」と「ファットアダプション」は何が違うのか?

2025年2月22日(土)09時30分
メーガン・ラモス(臨床研究者・〈ザ・ファス ティング・メソッド〉共同設立者)

野菜を摂ることも大切だ。さまざまな種類の野菜をたくさん食べよう。

根菜以外の野菜、たとえばカリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、芽キャベツ、ケール、カラードグリーン、チンゲン菜、ほうれん草、アスパラガス、ズッキーニ、ナス、マッシュルーム、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、葉物野菜(レタスなど)は、体に必要なビタミンやミネラルを豊富に含んでいる。


 

それに、炭水化物の量はとても少ない。体にいい脂質をたくさん含んでいるアボカドやオリーブもたくさん食べよう。果物を食べたいときは、ベリー類は1日1回までにしておこう。

精製された砂糖や加工された食べ物は摂らないこと。これは、いくら言っても言い足りない。キャンディー、クッキー、チップス類、清涼飲料水は摂らないでおこう。

商品の袋を見て、材料が10種類ほど書いてあるようなものは、食べてはいけない。できれば、新鮮で、そのままの食べ物を食べ、のどが渇いたときは水をたくさん飲もう。

のどが渇いているのをお腹が空いたと思ってしまうことも多い。だから、いつでも手元に水を置いておくといい。よく水分を摂るようにしていれば、お腹が空いてお腹が痛くなることもないだろう。


メーガン・ラモス(Megan Ramos)
臨床研究者。ファスティングと低炭水化物療法を用いたセラピーを行い、これまで世界で1万4千人以上にアドバイスをしてきた。 〈インテンシブ・ダイエタリー・マネジメント〉と〈ザ・ファスティング・メソッド〉の共同発足者として、健康教育とサポートに従事している。NPO〈パブリック・ヘルス・コラボレーション・ カナダ〉のディレクターのほか、「ジャーナル・オブ・インスリン・ レジスタンス」誌の編集委員も務めている。


newsweekjp20250207032214-089287fabd92c1c6172da673ae42ef4ba9e6b43d.png


トロント最高の医師が教える 世界最強のファスティング
 ジェイソン・ファン 、イヴ・メイヤー、メーガン・ラモス[著]
 多賀谷 正子[訳]
 CCCメディアハウス[刊]


(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

ニューズウィーク日本版 台湾有事 そのとき世界は、日本は
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月26日号(8月19日発売)は「台湾有事 そのとき世界は、日本は」特集。中国の圧力とアメリカの「変心」に強まる台湾の危機感。東アジア最大のリスクを考える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

NATO制服組トップ、ウクライナ「安全保証」米主導

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、トランプ氏のFRB理事辞任

ビジネス

米マクドナルド、人気セットメニュー15%値下げへ=

ワールド

トランプ氏、2期目就任後に計1億ドル超の債券購入 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家のプールを占拠する「巨大な黒いシルエット」にネット戦慄
  • 2
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 3
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 4
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 5
    広大な駐車場が一面、墓場に...ヨーロッパの山火事、…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    習近平「失脚説」は本当なのか?──「2つのテスト」で…
  • 8
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 9
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 10
    【クイズ】沖縄にも生息、人を襲うことも...「最恐の…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 6
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 10
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中