【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時代」に...人気の2銘柄、2026年の注目は?
米ゴールドマン・サックス・アセットマネジメントで顧客資産運用部門のグローバル共同責任者を務めるブライアン・レイク氏は「投資家は引き続きETFの仕組みに引きつけられている。取引時間中はいつでも売買でき、税制面で有利で透明性も高い」と述べた。
米チャールズ・シュワブで取引・デリバティブ部門を統括するジョー・マゾーラ氏は、いわゆる「ミーム株」の熱狂は縮小し、期間も短くなっていると指摘。「個人の売買は以前より、情報に基づいたものになっている」と述べた。
「25年のリテール(個人投資家)は、市場の力学をよりよく理解している」とも付け加えた。
<利下げ期待が主要な触媒に>
アナリストや証券会社によると、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を背景に相場の追い風は2026年も続き、個人投資家の活発な動きは継続する見通しだ。
市場のボラティリティーが大きくなれば、下落局面で押し目買いを狙う個人投資家も見込まれる。ただ足元では、そうした機会に対する熱意は以前ほど強くないようだ。
ロイターは15日、米取引所運営大手ナスダックが米株に対する世界的な需要を取り込むため、24時間取引に向けた書類を米証券取引委員会(SEC)に提出する計画だと報じた。市場では、この動きが個人投資家の活発な取引をさらに後押しするとみている。





