ある番組をきっかけに「幸せな離婚」が多発?...リッチな主婦が「養われる」のを嫌がる理由
‘We Can Be Great Wivesand Own a Business’
早くに父親を亡くしたゴーガは働きながら大学を卒業し、夫となるジョーに出会ったときは3つの仕事を掛け持ち中だった。伝統的な家庭を築くのは本人の望みだったが、働くことへの意欲は結婚後も消えていなかった。
いつも服装を褒められていたゴーガは、自分のファッションセンスを収益化できると気付いてブティックを開く。一方、ジョーは育児により積極的に参加することを迫られる。
夫婦の力学が変化するなか、彼女は夫の仕事が「ケーキ」づくりだとしたら、自分のビジネスはまだ「パンくず稼ぎ」だと語り、仕事へのプライドと葛藤をにじませた。
「私の人生がどう変化して、それがどれほど大変か、全部見せた。妻が家にいること、学校が終わる時間に家にいるのも、子供を学校に送っていくのも妻という生活に夫は慣れていた」と、ゴーガは言う。
「視聴者は夢中になり、私を応援してくれた。希望や夢を持つ多くの母親への励ましになった......私たちは両立できる、と。私たちは最高のママであり、妻であると同時に、経営者になることもできる」
パワフルに生きる姿を
仕事を持つ母親は1975年以来、倍増している。ソーシャルメディアやリモートワークの普及で、女性がフレキシブルに働くチャンスはかつてなく多い。働く女性の増加とともに、収入が夫と同等か、夫を上回る女性も増えた。