ある番組をきっかけに「幸せな離婚」が多発?...リッチな主婦が「養われる」のを嫌がる理由

‘We Can Be Great Wivesand Own a Business’

2025年7月25日(金)13時16分
ジェニー・フィンク(本誌記者)

リアリティー番組『リアル・ハウスワイフ(The Real Housewives)』のメリッサ・ゴーガ(Melissa Gorga)

夫の応援を受けて起業したゴーガ MICHAEL SIMON/GETTY IMAGES

さらにジャッジは、エディとカンナビジオール(CBD、大麻草の主成分)製品のビジネスを成功させ、番組共演者とポッドキャストも始めた。それでも不動産仲介業の免許は維持している。「この成功が続くか分からないから」

同じくオレンジ郡編に出演したアレクシス・ベリーノ(Alexis Bellino)も、番組をきっかけに新たな人生に踏み出した。かつては専業主婦という選択に満足し、夫を「キング」と呼んでいたが、今は自分のアパレルブランドを立ち上げ、朝の情報番組に出演するまでになった。夫とは離婚した。

どちらが稼ぎ、どちらが子育てをするかについての「合意」に変更を加えるためには、夫婦が共に新しい役割に納得している必要があると、ベリーノはUSウイークリー誌に語っている。さもないと別れがやって来ると言う。

『リアル・ハウスワイフ』のニュージャージー編に出演したメリッサ・ゴーガ(Melissa Gorga)は、その壁をうまくクリアできた。

結婚した当初は、家事を引き受け、子供たちを育て、夫を支えるという伝統的な専業主婦の役割を果たしていた。その代わり、「100ドルの出費も夫に頼まなければいけなかった」と、ゴーガは振り返る。

「『今日は娘を連れてショッピングモールに行きたいから、現金をくれる?』とお願いするのがすごく嫌だった」

だが、番組に出演するようになってから、ゴーガはブティック「エンビー」をオープンし、今では全米に複数の店舗を持つまでになった。

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