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クライミング

「クライミング」が世界中で大ブームに...体と頭を駆使し、心を鍛える「真のスポーツ」の魅力とは

ON THE ASCENT

2025年7月25日(金)16時40分
マシュー・トステビン(本誌米国版シニアエディター)

ユタ州南部アーチーズ国立公園の絶

ユタ州南部アーチーズ国立公園の絶壁 GETTY IMAGES

「クライマーになった瞬間、同じ情熱を共有する集団の一員になり、充実した人間関係を形作り、維持しやすくなる。そうした人間関係は精神の健康に欠かせない」と、イギリスのプロクライマーで、マインドコーチでもあるヘーゼル・フィンドレー(36)は本誌に語る。

「クライミングには問題解決の要素もある。肉体だけでなく頭脳も駆使しなくてはならず、それを通じて目の前のことに集中できる......恐怖心と向き合わざるを得ない状況に身を置くことで、自分のストレス反応をマネジメントする方法を学ぶこともできる。そのようにプレッシャーのかかる局面で冷静さを失わず、集中力を維持する能力が役立つことは、人生において驚くほど多い」


クライミングジムがきっかけ

「スポーツと呼ぶに値する競技は3つしかない。闘牛と自動車レースと山登りだ。ほかは全てただのゲームにすぎない」というのはアメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェイのものとされる言葉だが、この3つの中でもクライミングは自動車も必要ないし、動物に残酷な扱いをすることも必要ない。

それに、クライミングではリスクを抑えることも可能だ。初心者はボルダリングから出発することが多い。ボルダリングでは、ロープは用いず、転落したときのけがを防ぐために分厚いマットを敷く。スポーツクライミングの場合は、ボルダリングより高い場所を固定されたボルトとロープを使い、たいていはパートナーの協力を得て登る。

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