男に媚びてる?社会風刺?...サブリナ・カーペンターの炎上写真、大論争の背景には「性の政治学」が?
Why an Album Cover Uproar?
My new album, "Man's Best Friend" 🐾
— Sabrina Carpenter (@SabrinaAnnLynn) June 11, 2025
is out on August 29, 2025.
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今回の場合はそこまでひどくはない。それでもソフトコアポルノ的、少なくともソフトコアに限りなく近いと言っても言いすぎではないだろう。
その証拠に、写真はたちまち議論の的になった。ファンもアンチもそろって見て取ったように、最大の問題は「男性のまなざし(male gaze)」に応えていることだと批判している。つまり、男性受けを狙って自らを性的対象としてモノ化し、おとしめているというのだ。
多くの批判派は、現在のアメリカの政治状況を引き合いに出した。女性の権利が後退している現代に、こうしたイメージを打ち出すのはとりわけ侮辱的だ、と。
とはいえ個人的には、性的に潔癖な最近の若者に味方したくはない。だからこそ、これはジョークで、カーペンターへの世間の見方や女性に対する男性の態度を風刺しているのだと、擁護する声が上がったのはうれしかった。
「男にこびている」というバッシングが行きすぎて、女性が性的であること自体を非難する風潮に逆戻りするのは問題だ。
性の政治学を反映して
意見が揺れる私にとって都合がいいことに、今回の件では批判派も擁護派も少し間違っているのではないだろうか。