最新記事
メディア

エルモが子供を洗脳している...『セサミストリート』はトランプ政治とテクノロジーに殺される?

Big Bird’s Big Battle

2025年5月23日(金)14時17分
ヘスス・メサ

今の子供たちは、昔のようにソファに座ってPBSを見ているわけではない。YouTubeやインスタグラム、TikTok(ティックトック)を飛び回りながら視聴する。こうしたネットメディアでは教育上のメリットよりも、興味を引きやすいかどうかを基準におすすめのコンテンツをリアルタイムで表示する。

米児童青少年精神医学会によると、8~12歳の子供たちは1日4~6時間をスマートフォンやパソコンの画面を見て過ごす。別の報告書によれば、子供たちが「自動おすすめ機能により有害なコンテンツに誘導される」ことを68%の親が懸念している。


技術の進化はビジネスにも持続可能かどうかの課題を突き付けている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、セサミワークショップは最近、HBOとの年間3000万~3500万ドルのライセンス契約を失い、その影響で従業員の20%に当たる約100人を解雇した。

現在は複数のストリーミングプラットフォームとライセンス契約の交渉を進めている。[編集部注:5月20日、米動画配信サービス大手ネットフリックス(Netflix)が配信契約を締結。最新シーズンを含めて今年中の配信を目指すと発表した]

【動画】ネットフリックスマークを食べてしまうクッキーモンスター

ミレニアム世代が親に

競争力を維持するために『セサミストリート』も大幅にリニューアルされる。最新の第56シーズンは、さまざまなコーナーを並べて1回分のエピソードを構成するマガジン形式を廃止。

短い動画に慣れた視聴者の集中力を踏まえて、短いアニメーションの前後をそれぞれ11分間の物語で挟むという3つの短いコーナー形式になる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米イラン協議、6日にオマーンで実施=ISNA

ワールド

中国主席がトランプ氏と電話会談、数時間前にはプーチ

ワールド

米、重要鉱物価格の下限設定制度を構築へ=副大統領

ビジネス

米1月ADP民間雇用、2.2万人増 市場予想下回る
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 7
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 8
    戦争の瀬戸際の米国とイラン、トランプがまだ引き金…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中