最新記事

映画

3分で分かるスター・ウォーズ過去8作のあらすじ(初心者向け&復習用)

2019年12月20日(金)12時00分
森田優介(本誌記者)

ニューズウィーク日本版SPECIAL EDITION『STAR WARS スター・ウォーズ完結編『スカイウォーカーの夜明け』への道のり』6~7ページ

<初心者でも大丈夫、往年のファンも過去8作を見直す必要なし。最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観に行く前に押さえておきたい基礎知識>

「スター・ウォーズって、どれから観ればいいですか?」

そう聞かれて「エピソード4から」と答える人もいれば、「エピソード1から」と答える人もいる。そしてせっかく関心を持ってくれた「スター・ウォーズ」ビギナーを戸惑わせてしまう。

ジョージ・ルーカスが1977年に生み出した「スター・ウォーズ」の物語が、12月20日公開の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でひとまず終わりを告げる。壮大な宇宙叙事詩のフィナーレを飾るシリーズ第9作だ。

世界的な注目作である。だが、これまでに8作もが公開されてきたシリーズもので、しかも最初の作品の公開は40年以上前。関心があっても、過去8作を全部は観ていないから、あるいは覚えていないからと、映画館に足を運ぶのを躊躇する人もいるかもしれない。

それではもったいない。

「スター・ウォーズ」シリーズは基本的に、予備知識がなければ楽しめない映画でも、筋金入りのファンだけのための映画でもない。誰もがポップコーンを食べながら鑑賞できるような娯楽SF大作だ。

映画館に行く前に8本もの作品を観ておく必要はないし、実際、合計18時間を超えるそんな「復習」をするのはなかなかハードルが高い(『スター・ウォーズ』は、ネットフリックスで観られないし、アマゾン・プライムでも見放題になっていないという悩ましさもある)。
2019SWmook_cover200.jpg
そこでニューズウィーク日本版では、SPECIAL EDITIONムック『STAR WARS スター・ウォーズ完結編『スカイウォーカーの夜明け』への道のり』(以下、本誌)を制作。主な登場人物に焦点を当て、シリーズの物語をたどり、映画では描き切れないエピソードを扱った外伝(スピンオフ)も紹介、ファンの視点で選んだ写真と記事で数々の名場面を振り返った。

100ページ弱の中にシリーズの魅力を凝縮した本誌は、「スター・ウォーズ」ビギナーの「予習」にも、ファンの「復習」にも格好の1冊となるだろう。

ここでは本誌を元に、基礎知識と過去8作のあらすじを簡単に紹介しよう。記事の冒頭に載せた人物相関図(本誌より)も参考にしてもらいたい。

【参考記事】カイロ・レンは嘘をついていた?『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』新キャラと予想

『エピソード4』が最初の作品、時間軸は新3部作→旧3部作→続3部作

4から観るか、1から観るか――。そんな問いが出てくるのは、1977年に公開された最初の『スター・ウォーズ』が大ヒットし、後に『エピソード4/新たなる希望』と副題を付けられたから。「最初の作品=エピソード1」ではない。

80年に、その続編となる『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、83年に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』が公開され、ここで物語は一旦完結。主人公のルーク・スカイウォーカーが悪役のダース・ベイダーと戦うこの3作がオリジナルの3部作で、俗に「旧3部作」と呼ばれる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米8月の求人件数は小幅増、採用減が労働市場の減速を

ワールド

トランプ氏「おそらく政府閉鎖になる」、民主党に「不

ビジネス

米CB消費者信頼感、9月は予想下回る 雇用機会巡る

ワールド

米国防長官、緊急会議で軍幹部の肥満など批判 トラン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 2
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 3
    【クイズ】身長272cm...人類史上、最も身長の高かった男性は「どこの国」出身?
  • 4
    10代女子を襲う「トンデモ性知識」の波...15歳を装っ…
  • 5
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 6
    カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が…
  • 7
    通勤費が高すぎて...「棺桶のような場所」で寝泊まり…
  • 8
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 9
    博物館や美術館をうまく楽しめない人は...国立民族学…
  • 10
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 3
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒りの動画」投稿も...「わがまま」と批判の声
  • 4
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 5
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 6
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中