ノーベル賞作家のハン・ガン氏が3回読んだ美学者の日記に書かれていること
ピアノは愛である。ピアノに応えられるもの、それも愛あるのみだ。(画像はイメージです):StockSnap_pixabay
<余命を知ったとき、残りの日々をどう生きるか。日常がシャッターを下ろすように中断されると知った時に......残ったのは「愛」だった>
ノーベル賞作家ハン・ガン氏が「しばらく外国にいたとき、この本を1日いちど、3回読んだ。毎日読んでもいい本」と話し、元東方神起のジェジュン氏がインスタライブで紹介するなどして、韓国で波紋のように広まった本がある。韓国の哲学アカデミー代表も務めた美学者キム・ジニョン氏による『朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』』(小笠原藤子訳、CEメディアハウス)だ。
病に冒され余命を知ったキム氏が、亡くなる3日前までの日々を記録した本書は、どの頁を切り取っても美しい。そこにあるのは、死に対する不安を率直に綴りつつも、世界のささやかな美を発見し、周囲の人々を愛し、人としての威厳を保ち続けようとする美学者の矜持である。
病の宣告を受けた直後の記録を一部取り上げる。(全3回の1回目)
1
朝のピアノ。ベランダで遠くを眺めながら、ピアノの音に耳を傾ける。わたしはこれから何をもってしてピアノに応(こた)えられるのだろうか。この質問は妥当ではない。ピアノは愛である。ピアノに応えられるもの、それも愛あるのみだ。
3
いまわたしに必要なものは、病(やまい)に対する免疫力だ。免疫力は精神力。最高の精神力、それは愛である。
8
突として心がぽきぽき折れる。
秋日の枯れ木のように。
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