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EXCLUSIVE-FRB、シティへの改善勧告を解除 リスク管理巡り=関係筋

2025年12月18日(木)12時53分

シティのロゴ。12月1日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Elisa Martinuzzi Lananh Nguyen Tatiana Bautzer

[ロンドン/ニューヨーク 17日 ロイター] - 関係筋によると、米連邦準備理事会(FRB)は17日、シティグループに対し取引リスク管理の不備是正を求める改善勧告を解除した。

リスク管理や内部統制の改善が進展したことを示す重要な一歩となった。

FRBは2023年後半、シティに対し、改善勧告である「直ちに対処を要する事項(MRIA)」を3件発出。取引相手リスクの算出・管理方法や、取引損失に備えた資本積み増しの手法に問題があると指摘していた。関係筋によると、こうした勧告が解除された。

ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)が長年掲げてきたリスク管理・内部統制改善の取り組みに弾みをつける形となる。

シティ最大の課題の1つは、過去の大型買収による複数システムの統合が不十分でデータの一貫性が欠ける点。これが原因で度重なる規制当局からの指摘を受けていた。

銀行は常に多くの未解決のMRIAを抱えている可能性があるが、MRIAは機密扱いとなっており、公になることは稀。銀行側は是正計画を策定し、監督当局が内容を審査する。是正できない場合、規制格付けの引き下げなど厳しい制裁につながる可能性がある。

ロイター
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