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AI独学英語術

ChatGPTだけじゃない! 英語学習にもAIフル活用、目的別の最適ツールは?

2024年1月2日(火)09時10分
井口景子(ジャーナリスト、翻訳者)

ライティング

ライティングは独学が難しい、という常識はもう過去の話。AIのおかげで、たくさん書いて、たくさん修正を受けながらライティング力を高めていくというサイクルを、他者の力を借りずに回すことが容易になった。自分で書いた英文と機械翻訳やChatGPTによる英文を比較するだけでも、洗練された表現に出合えたり、発想の違いに驚かされたりする。

修正点を指摘してくれる添削・校正ツールも学びの宝庫だ。Grammarly(有料版)はスペルや文法はもちろん、指定したトーン(語調)やフォーマル度に応じた表現も提示され、さらに変更が望ましい理由も教えてくれる。正確さや語彙の選択、文の構造などに基づき、リーダビリティー(読みやすさ)が100点満点のスコアで示されるのも励みになる。DeepL Writeはネイティブ話者も推敲に利用する文章作成支援ツールで、単語やフレーズ、文全体の書き換え候補を複数提示。文体の設定(一般/ビジネス/学術的など)を切り替えて、各シチュエーションにふさわしい表現を学ぶのも有益だ(現時点ではβ版のため無料)。

一方、ChatGPTはあらゆるリクエストに応えてくれる万能コーチ。添削を依頼して修正すべき理由を尋ねる、英作文の「お題」を出してもらう、など幅広い活用法が考えられる。

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