最新記事
AI

NVIDIA要因でサーバーメモリー価格倍増の可能性

2025年11月19日(水)19時00分
写真はエヌビディアのロゴ。8月25日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

写真はエヌビディアのロゴ。8月25日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

テクノロジー専門市場調査会社カウンターポイント・リサーチは19日、AI(人工知能)サーバーにスマートフォン向けメモリーチップを採用するエヌビディアの動きを受け、2026年末までにサーバーメモリー価格は2倍に上昇する可能性があるとする報告書を公表した。

世界のエレクトロニクスサプライチェーンは過去2カ月間、メーカーがAIアプリケーション向けに設計された半導体に適したハイエンドメモリーチップに焦点をシフトしたため、レガシーメモリーチップ不足に見舞われている。

しかし、報告書は新たな問題が迫っていると指摘。エヌビディアは最近、AIサーバーで使用するメモリーチップの種類を、通常サーバーで使用される「DDR5」から、携帯電話やタブレットに通常搭載される低消費電力の「LPDDR」に変更することで電力コストを削減すると決めた。

AIサーバーはそれぞれ携帯電話・タブレットよりも多くのメモリーチップを必要とするため、この変更により業界では対応しきれない突然の需要が発生することが予想されるという。

「エヌビディアが最近LPDDRに軸足を移したことは、彼らが大手スマートフォンメーカーと同規模の顧客であることを意味する」と指摘。サーバーメモリー価格の上昇はクラウドプロバイダーやAI開発者のコストを引き上げ、データセンター予算を圧迫する可能性がある。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

製造業PMI2月は52.8に上昇、サービス業も前月

ワールド

ドイツ経済、第1四半期は低成長 本格回復は春以降か

ワールド

エヌビディア、オープンAIへ300億ドル投資 近く

ワールド

ガザ死者、イスラエル軍攻撃開始から15カ月で7.5
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではなかった...繰り返される、米民主党と同じ過ち
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 5
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 6
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 7
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 8
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 9
    カンボジア詐欺工場に「人身売買」されたアフリカ人…
  • 10
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 8
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中