仕事ができないと思われてしまう「特定の表情」とは？ 誤解される「顔のサイン」を専門家が指摘

面接での評価が低くなる傾向がある表情

Kickresumeの専門家によれば、不安感を抱いていると判断された候補者は、面接での評価が低くなる傾向がある。緊張によって温かさや熱意が伝わりづらくなるためだ。第一印象は言葉よりも非言語的な要素が重視されやすいので、面接の受け答え以上の悪印象を相手に与えてしまいかねない。

「マイクロエクスプレッション」と呼ばれる無意識かつ短時間で現れる表情も問題だ。レポートでは、「眉間にしわを寄せる」「唇を強く結ぶ」「顔の同じ部分が何度も動く」といった動きが、ストレスや不満のサインとして面接官に伝わってしまう可能性があると指摘している。

またUNTキャリアセンターによると、「相手と目を合わせない」「笑顔がない」「腕組みなど閉じた姿勢を取る」も、評価を下げる原因とされる。

こうしたリスクを下げるためには、面接の受け答えだけでなく、入室から退室までの一連の動きをリハーサルしてみることや、呼吸法やマインドフルネスなどでリラックスを促すことが有効だとKickresumeのレポートでは指摘されている。

「威圧的に見えるほど自信満々でもなく、仕事に無関心なようにも見せない。冷静で落ち着きがありながらも、相手や仕事に対する協調性があると伝わる表情を心がけるべきだ」と、テネシー大学マーティン校で金融リテラシーの講師を務めるアレックス・ビーン氏は言う。