仕事ができないと思われてしまう「特定の表情」とは? 誤解される「顔のサイン」を専門家が指摘
These Are The Facial Expressions in an Interview That Might Cost You a Job
面接前にオススメな「顔の準備」
「とはいえ、あまりに中立的すぎる口調や表情だと、この仕事にあまり興味がないのではないかという印象を与える可能性もある。このバランスは本当に難しくて、練習と多少の運も必要だ」
面接前には、鏡を使って表情をチェックし、顔の筋肉をほぐし、深呼吸で顔のこわばりを和らげるなどの練習をしておくとよいだろう。また、貧乏ゆすりのような落ち着きのない態度を控え、自然なジェスチャーやアイコンタクトを保つのも、面接に積極的に取り組んでいるという姿勢を示すのに効果的だ。
適度な表情の変化は信頼感や親しみやすさにつながるが、不安や無関心を感じさせるような表情では逆効果になってしまうということだ。
ただ、テネシー大学のビーン氏は次のようにも指摘する。「面接における『最適な表情』というものをアドバイスするのは難しい。どんなボディランゲージが『良い』もので、どれが『悪い』と見られるかは、採用担当者によって違うからだ。そのなかで重要なのは、『中立的な態度』と『無関心な態度』の違いを見極められるようにすることだ」
人事コンサルタントのブライアン・ドリスコル氏も、面接における「ボディランゲージは重要だ」と言う。「しかし、ちょっとした表情の変化くらいで採用を見送るような会社なら、むしろ入らなくて良かったと考えるべきだ。応募者に求められるのはロボットのように振る舞うことではなく、自分自身や積極性、誠実さに集中することのはずだ」