KFCがトップ3から脱落...激化する米チキン戦争、快進撃レイジング・ケインズの正体とは?
KFC No Longer in Top 3 US Chicken Chains
レイジング・ケイン創業者のトッド・グレイブスは2024年9月、ネイションズ・レストラン・ニュースの取材に対し、店舗を大幅に増やして年間売上高100億ドルの目標を達成することでトップ10入りを目指すと語った。
市場調査会社サカーナの以前の報告によると、昨年の消費者支出はレイジング・ケインズ、チックフィレイ、ポパイズなどの大手チェーンで増加する一方、アメリカのKFCで消費者が支出した額は4%減少した。
ただ、KFCの業績は2025年に入って上向いている。タコベルやピザハットを傘下に持つ親会社のヤム・ブランズが4月に発表した第1四半期決算は、アメリカで3.7%の増収となった。タコベルとKFCのシステム売上高の世界的な伸びや、それぞれの既存店売上高の増加が牽引した。
グレイブスはこうも述べた。「次はアメリカの飲食店ブランドランキングでトップ10入りを目指す。マクドナルド、ウェンディーズ、スターバックス、サブウェイなど、我々よりもずっと歴史が長い大物を視野に入れている」
「売上高は100億ドル、店舗あたりの平均売上高は800万ドルを達成し、全主要都市と世界中の新拠点に1600店舗を展開する。クルーは社内昇進の1万6000人を含めて15万人になる。地域社会には1億ドルを還元する」
共同CEOのAJ・クマランは本誌にこうコメントしている。「1996年の創業以来、我々は一貫して、愛されるチキンフィンガーを熱々のまま、すぐに、そして笑顔で提供することに力を入れてきた。我々の料理は質が高く、保温棚やヒートランプを使わずに、全て手作りで調理している。業界を主導する顧客体験と相まって、ケインズが抜きん出る理由はそこにある。我々は短期的な商品や食の流行に惑わされることなく、29年間、変わらないメニューにこだわり続けており、それが成果を出し続けている」
CNBCによると、レイジング・ケインズは年内に店舗数を1000店に拡大する計画だ。
(翻訳:鈴木聖子)

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