最新記事
ビジネス

その「週5出社」では来ない...Z世代までの4世代が共存する「多世代オフィス」とは?

All Gens Make a Team

2025年7月10日(木)17時00分
ローレン・ギエラ
多世代オフィス

新旧社員の「多世代同居」でコミュニケーション向上や結束強化が期待できる DRAGANA991/GETTY IMAGES

<カギは「世代を超えたつながり」...リモート勤務慣れした若手とのギャップを克服する、新たなオフィス環境について>

ベビーブーム世代、X世代、ミレニアル世代、Z世代がシェアするもの──それはオフィスだ。彼らは業種を問わずに同じ会社で同じグループチャットやオンライン会議に参加し、同じオフィスで働いている。

コロナ禍が多くの人にリモートワークを強いてから5年。従来のオフィス構造は2020年以降の新社会人にはなじみが薄い。


それでも「こうした多世代労働力は家族のように感じられるところが素晴らしい」と、メディアプラットフォーム「WUFワールド」のマリッサ・アンドラーダCCO(最高文化責任者)は本誌に語った。

彼女は20年以上にわたってファッションブランドのケイト・スペードやファストフードチェーンのチポトレ・メキシカン・グリルなど世界的企業で人事部門トップを務めた経験を基に、社員に優しい環境づくりを支援している。

勤務前に食事を共にしながら、あるいは料理が出てくるのを待つ間に、意見交換をしたり互いのスキルや経験に学んだりできるとアンドラーダは言う。

「世代ごとに違いはあっても人間関係には普遍的な要素がある。互いを思いやり協力できるのは多世代ならではの興味深い特徴だ。彼らはお互いから学べる」

キャリア
AI時代の転職こそ「人」の力を──テクノロジーと専門性を備えたLHHのコンサルティング
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米セントルイス連銀総裁、雇用にリスクなら今月の追加

ワールド

トランプ氏、ウクライナ大統領と会談 トマホーク供与

ワールド

米ロ結ぶ「プーチン—トランプ」トンネルをベーリング

ビジネス

米中分断、世界成長に打撃へ 長期的にGDP7%減も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 2
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 5
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 6
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体…
  • 9
    大学生が「第3の労働力」に...物価高でバイト率、過…
  • 10
    ビーチを楽しむ観光客のもとにサメの大群...ショッキ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 4
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 5
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 8
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中