最新記事
ビジネス書

社会人だって「勉強すべきこと」はいっぱい! お金、社会、教養...基礎から学べるおすすめビジネス書を一挙紹介

2024年5月11日(土)11時18分
flier編集部

ビジネスで、地球と世界の未来を救う若き起業家たちへの希望の書

グローバル メガトレンド10
 社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点

 著者:岸本義之
 発行元:BOW&PARTNERS
 発売元:中央経済グループパブリッシング
 出版社:中央経済社

地球温暖化から、資源エネルギー問題、人口問題と少子高齢化、所得格差、国家間のパワーシフト、生産性向上と省人化まで、本書で取り上げられている地球規模で進行する「社会課題」は、「未来予測」ではない。なぜなら、それらは今後30年40年続く「必然」だからだ。と同時に30年後にはひょっとしたら解決しているかもしれない事柄でもある。今までがそうであったように。解決策を提供するビジネスによって。「だから未来はいつも意外と明るい」と、名コンサルタントにして大学で教鞭をとる著者は説く。そして、そのための「視点」を挙げる。自信を持ってお薦めする、社会課題とビジネスチャンスを繋げるありそうでなかった1冊だ。

(干場弓子〔BOW BOOKS 編集長〕)

じつは知らない、日本社会の「新しい弱者」の正体!

高学歴難民
 著者:阿部恭子
 出版社:講談社

「高学歴」と聞くと、「エリート」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、30歳を過ぎてもまだ無職、炊き出しの列に並ぶ貧困生活、精神を病んで入院、犯罪に手を染めて刑務所......長年の努力は評価してもらえず、居場所を求めてさまようことになってしまった「高学歴難民」が、この社会に存在しています。

100人以上の高学歴難民から相談を受け、就労支援をしてきた著者による衝撃のレポートの数々──。当事者から友人、家族まで、学歴社会が続く限り、負の連鎖は終わらないのかもしれません。

(株式会社講談社 第一事業本部 学芸第一出版部 佐藤慶一)

先行きが見えない、激動の時代にこそ大切なのが「数字で話す力」

数字で話せ!「世界標準」のニュースの読み方
 著者:高橋洋一
 出版社:エムディエヌコーポレーション

「昔から数字が苦手で......」。私を含めて、ついつい「文系」が発してしまいがちな言葉ですよね。

著者の髙橋先生いわく、「もう『私、数字に弱くて』というような言い訳が、通用するような時代ではありません。数量化されていない話は、議論にならない、というのが世界の常識なんです」。

世界は変わりました。世界では何が起こっているのか、そして、これからどうなるのか。個々の人間が、しっかり理解し、正しい判断をしなければ生きていけない時代です。

本書では、「経済」「安全保障」「国際社会」「AI」「行政」と多岐にわたるテーマを扱いながら、世界が常識とする考え方のキーポイント「数量的な思考方法」を明らかにしています。

国内外の問題を正しく数量的に評価する「センス」をぜひ身につけましょう。

(編集担当 河西 泰)

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏CPI、4月はサービス上昇でコア加速 6月

ワールド

ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエル

ワールド

香港警察、手配中の民主活動家の家族を逮捕

ビジネス

香港GDP、第1四半期は前年比+3.1% 米関税が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 7
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 8
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 9
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中