ノーベル平和賞のマチャド氏、「ベネズエラに賞持ち帰る」
11日、ノルウェー・オスロで記者会見するマチャド氏 REUTERS/Leonhard Foeger
Terje Solsvik Gwladys Fouche
[オスロ 11日 ロイター] - ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マリア・コリーナ・マチャド氏は11日、いずれこの賞をベネズエラに持ち帰ると表明した。
マチャド氏は同日未明にノルウェーの首都オスロへ到着したが、数時間前に行われたノーベル平和賞の授賞式には出席がかなわなかった。同氏はベネズエラのマドゥロ政権によって10年間に及ぶ渡航を禁じられ、1年以上に及ぶ潜伏生活を送っていたが、秘密裏にベネズエラを出国しオスロに入った。
マチャド氏はノルウェー議会で記者団に「私はベネズエラ国民を代表して賞を受け取りに来た。適切な時期にベネズエラに持ち帰る」と述べ、「もちろん、それがいつになるのかは言わない」と続けた。
深夜に到着したマチャド氏は、ノーベル賞受賞者が宿泊するオスロのグランドホテルのバルコニーから群衆に手を振り、人々と共にベネズエラ国歌を歌った。その後、通りに出て防護柵を乗り越え、寒さの中、同氏に会うために集まっていた人々と抱擁し握手を交わした。





