最新記事
ビジネス

頭のいい人=学歴やIQが高い、ではない...「頭のよさは他者が決める」時代に、最も大事な能力とは?

2024年3月21日(木)11時20分
flier編集部

相手の語る課題を、うのみにしてはいけない

──「7つの黄金法則」では、お客様や上司などから「頭がいい」という信頼を得る方法についてふれられています。なかでも組織を率いるリーダーが特に重視するとよいポイントはありますか。

基本的にリーダーもメンバーも信頼を得る方法は変わりません。ただ、リーダーは利害関係者が多いため、考える範囲が広くなるんですね。ドラッカーも、マネジメントにおいて「社員(部下)をマーケティングしなさい」といったことを語っています。メンバーのニーズや課題の本質は何なのかを常に考えるという大原則は普遍的なものです。

実は、本人の言葉と本来の課題が違うケースも往々にしてあります。私自身、「経営者本人の語る課題をうのみにするな」と上司から何度もいわれました。

たとえば、社長が「うちの課題は人材育成なんだよ」と話していても、すぐに信じないこと。「では人材育成の施策の現状はどうですか」と、実際の行動について深掘りしてみるんです。そこで育成に検討のリソースや予算をほとんど割いていないようなら、その社長は人材育成をそこまで課題と捉えておらず、真の課題は別のところにある可能性が高いのです。

個人でも、「起業したい」と語っているのに会社をやめずに何年も起業準備中の人がいたらどうか。それは、本心としては「起業準備していることをほめてほしい」だけかもしれません。

このように、相手の言葉を額面通り受けとるのではなく、本当の課題や思いを汲みとるところも「傾聴力」に含まれると考えています。

日々の「面白いこと」を忘れないように、言葉にしたい

──安達さんは、書籍、講演、WEBメディアを通じて、ビジネスパーソンにとって役立ち、実践しやすい知恵を発信し続けています。その背景にある想いは何でしょうか。

自分で文章を書くようになったのは2013年のこと。「Books&Apps」で発信しはじめた当初の目的は、マーケティング会社ティネクトを立ち上げたばかりで、その引き合いをいただくためでした。

最初はきつかったのですが、2年ほど続けていると書くのが楽しくなってきて。いまは息抜きのようになっています。人とお会いしたり本を読んだりするなかで、面白い学びはいっぱいありますよね。それを忘れないようにしたいという気持ちが強く、自分なりに咀嚼してアウトプットしているんです。それを楽しみにしてくださる読者の方々がいるのはありがたいですし、それも継続の後押しになっています。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

石油市場に十分な供給、ホルムズ海峡通過船舶は増加=

ビジネス

独インフレ率、3月は前年比2.8%に伸び加速 イラ

ワールド

原油相場が「金融市場に大きな影響」、高い緊張感持っ

ワールド

追加協調放出含め、さらなる対応の準備必要と発言=G
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカートニー」を再評価する傑作映画『マン・オン・ザ・ラン』
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 6
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中