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頭のいい人=学歴やIQが高い、ではない...「頭のよさは他者が決める」時代に、最も大事な能力とは?

2024年3月21日(木)11時20分
flier編集部

事業計画をつくるなら「ハードSF」を読め

──安達さんの人生観やキャリアに影響を与えた本は何でしたか。

ドラッカーの著作が人生に与えた影響は大きいですね。特に『マネジメント[エッセンシャル版]』は何度読み返したかわからないほど。

ドラッカーの本は、その立場に立つと中身がよくわかる本です。学生時代には何をいっているのかわからなかったのですが、社会人1、2年目で読み直すと深く理解できて、「自分のために書いてくれたんじゃないかな」と錯覚するほどでした。ドラッカーの主要著作をほぼすべて翻訳された上田惇生さんの日本語訳がわかりやすいので、そのおかげでもあると思います。

あとは、SF小説が大好きです。事業計画をつくるなら絶対読んだほうがいいと思っています。特にハードSFは、事業計画よりもずっと先のことまで、「こういう技術が実現したら世の中で何が起きるのか」というのを描き出しています。これほど未来を精緻に予測したものはあまりないので、勉強になります。

なかでも、アーサー・C・クラークの長編小説『幼年期の終り』は印象に残った一冊です。テーマは、宇宙の秩序のために百数十年間も「飼育」される人類と、変貌していく地球の姿なのですが、想像もつかない方向へ展開していきます。

また、安部公房の『第四間氷期』も、人類の進化が驚異的な解像度で描かれていて面白い。その後は安部公房にハマって全作品を読みました。ハードSFの小説は「価値観の変容」について精緻に表現されていて、それが一番面白いんですよ。

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