書籍の「作り手」である出版社の担当者たちが、いま読者にイチオシする本(23年2月)

2023年2月15日(水)18時40分
flier編集部

森信三 運命をひらく365の金言

森信三 運命をひらく365の金言
 著者:森信三
 編集:藤尾秀昭
 出版社:致知出版社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

ビジネスリーダーをはじめ、多くの方が座右の書とする『修身教授録』の著者・森信三先生(1896~1992年)。深い人生経験から発せられる言葉は、読み手の心を激しく揺さぶらずにはおきません。

その森先生が2022年に没後30周年を迎えられるにあたり、膨大な著作から語録集の決定版が作れないかと考えました。机上でじっくり向き合い、一語一語を噛み締めるように読み進めることができる本。ずしりとした重みを手に感じながらも、圧迫感を抱くことがないよう、文字を敢えてぎっしり埋めず、意識的に余白を多くしていきました。

編集作業を進める過程で、私自身が鼓舞された言葉も少なくありません。

「人間は自己に与えられた条件をギリギリまで生かすという事が、人生の生き方の最大最深の秘訣」(11月30日)

一語一語、念を込めるように選び抜いた365の言葉が、文字通り、皆さまの運命をひらく力となれば大変嬉しく思います。
(致知出版社 書籍編集部 小森俊司)

世界のエリートが学んでいる 印象管理の教科書

世界のエリートが学んでいる 印象管理の教科書
 著者:吉村ひかる
 出版社:自由国民社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

印象管理とは、端的に言えば「自分の実力や魅力が相手に正確に伝わるように、自らの印象を管理=マネジメントすること」です。

あくまでもポジティブに主体的に、「自分自身を伝える」「自分らしさを表現する」ための手法です。世界の特に先進国では当たり前のように用いられていますが、日本ではまだ浸透しているとは言えません。

本書の著者は国際イメージコンサルタントとして10万人以上のクライアントの印象管理をサポートしてきました。そのノウハウをもとに、Appearance(外見)、Behavior(所作)、Communication(コミュニケーション)の3つをどのようにコントロールすればよいかをわかりやすく解説していただきました。

どんな状況でも常に最高のパフォーマンスを発揮できるハンドブックとして、本書をお薦めいたします。
(自由国民社取締役編集局長 竹内尚志)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏CPI、4月はサービス上昇でコア加速 6月

ワールド

ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエル

ワールド

香港警察、手配中の民主活動家の家族を逮捕

ビジネス

香港GDP、第1四半期は前年比+3.1% 米関税が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 7
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 8
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 9
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中