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コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50

ウーバー、モンベル、クロックス......コロナを支援した世界のグッドカンパニー

IN GOOD COMPANY

2020年9月24日(木)11時30分
ニューズウィーク日本版編集部

AI通訳機ポケトークを発売するこの企業も「グッドカンパニー」の1つ POCKETALK

<パンデミックを受け、世界各国で多くの企業が医療従事者や患者、市民を支援する活動に乗り出した。ここでは6社の活動を取り上げる>

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は医療、経済、教育など幅広い分野に打撃を与えている。この非常事態を受けて多くの企業が、最前線で奮闘する医療関係者や患者、生活に打撃を受けた市民を支援する活動に乗り出した。
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9月29日号「コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50」特集では、コカ・コーラからファイザー、AT&Tまで代表的な50社を本誌がピックアップし、その活動を分野別にまとめて紹介する。

本記事では、50社の中から6社を選んで取り上げる。

◇ ◇ ◇

メルセデス・ベンツ

■シュツットガルト(ドイツ)

世界最速を目指すメルセデスのF1チームが、最速の人工呼吸器開発レースに参戦。イギリスを拠点とする同社F1チームは、ライバル6チームと協力し、新たに低侵襲の人工呼吸器を開発した。

呼吸器不足に対応すべく1日1000台を生産予定で、仕様は広く公開。F1のスピード感、プロトタイプ製造、組み立ての強みをフルに生かした。

モンベル

■大阪(日本)

アウトドア用品メーカーのモンベルは、これまで東日本大震災やネパール大地震など国内外で多くの災害支援活動を行ってきた。今回のコロナ禍でも日本各地の医療現場を中心に6万着以上の個人防護服や約4万個のフェイスシールドなどを提供。

個人防護服の一部は同社が来年に生産予定のスリーピングバッグ(寝袋)カバーに使われる素材を応用したもので、試作では辰野勇会長自らミシンを踏んだ。

医療機関との試行錯誤を重ねて完成した個人防護服は、1人で素早く簡単に着脱できる機能性を持つ。「機能美」「軽量と迅速」を掲げる商品開発のコンセプトは、社会貢献にも生きている。

コカ・コーラ

■ジョージア州(アメリカ)

清涼飲料大手で言わずと知れたグローバル企業のコカ・コーラはこれまでにも、コカ・コーラ財団を設立して社会貢献に取り組んできた。

今年は75カ国を超える国々の新型コロナウイルスと戦う組織に対し、総額5300万ドル以上の助成金と寄付金を拠出。感染爆発が深刻なイタリアでは救急車の購入資金を提供し、日本では支援団体を通じて生活困窮者に対する寄付を行っている。

【関連記事】本気の社会貢献「グッドカンパニー」の時代が来た、コロナで何が変わったか

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