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韓国中銀、ウォン安など金融安定リスクへの警戒必要=政策委員
2025年12月23日(火)13時13分
2017年11月30日、韓国ソウル。ロイター/キム・ホンジ
[ソウル 23日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)のチャン・ヨンソン金融政策委員は23日、ウォン安の進行や住宅価格の上昇圧力など、金融安定を巡るリスクに引き続き警戒する必要があると述べた。
「株価の急変動や相対的なウォン安を背景に、金融市場・為替市場のボラティリティーが高まっている」と指摘。一部の脆弱な部門での信用リスクの高まりや住宅価格の持続的な上昇にも警鐘を鳴らした。
中銀の金融安定報告書に添えたコメントで見解を示した。
同報告書では、金融システム内のリスク要因を注視し、必要に応じて市場安定化策を機動的に講じる方針が示された。ただ、為替の動向を示す多くの指標は依然として安定しているという。
金融政策については、マクロプルーデンス政策と連携しながら運営を続けるとした。
ウォンは23日の取引で一時1ドル=1483.5ウォンと、4月上旬以来の安値に下落。今年後半に8%以上下落している。





