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東京外為市場、正午の円は1ドル109円前半 今後の円高加速に警戒

2020年2月28日(金)12時47分

正午のドルは前日NY市場終盤の水準から円高の109円前半。写真は都内で2010年11月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

正午のドルは前日NY市場終盤の水準から円高の109円前半。アジア株が総崩れとなる中で円が軒並み高となり、ドルは一時109.18円まで下落。2月4日以来3週間半ぶり安値を更新した。

MSCIが算出する日本を除くアジア株指数は2%超下落。外為市場では円が買われる一方、リスク心理の明暗に応じて売買されることの多い豪ドルやNZドルが大きく売られた。

豪ドルは71円半ばと昨年9月以来、NZドルは68円半ばと同10月以来の安値をつけた。

市場では、ドルが108円台へ下落すると見込む声が増えている。「株安のわりに円高はまだ緩やか。どこかの時点で円買いが急加速するかもしれない」(外銀)という。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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