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展望2020:日本経済 日経平均は年半ばまで堅調か、リスクはトランプの対中圧力

2020年1月2日(木)08時15分

日経2万6000円試す、後半は米大統領選控え様子見ムード

みずほ証券 シニアテクニカルアナリスト 中村克彦氏

2020年は米大統領選や東京オリンピックなど重要イベントが多い。日経平均は5Gの商用化やキャッシュレスの還元期限の駆け込みを受けて4─6月で緩やかに上昇し、オリンピック開催の7─8月でピークを迎え、その後は米大統領選を控え調整含みに入り様子見ムードとなるだろう。

日経平均の上値は2万5000─2万6000円近辺となるのではないか。18年2月に米中貿易摩擦が始まってからPER(株価収益率)は11─14倍、PBR(株価純資産倍率)は約1.0─1.3倍で推移している。これらの上限を日経平均に当てはめると上値は2万6200─2万6400円となる。

一方、200日移動平均線からの乖離率では、15%を超えると上値が重くなる傾向がある。現在15─20%の乖離水準は2万5000─2万6000円となっており、バリュエーションやテクニカルを踏まえると、上値は2万6000円前半に重なる。

日経平均は1990年以降、西暦の末尾の数字が9の年は前年比で強く、0の年は弱くなるという傾向が出ている。来年は2020年。株式相場にまつわるジンクスを信じる人であれば、2万6000円は強すぎるととらえるかもしれない。

日経平均の2020年予想レンジ:2万1000円─2万6000円。

上値は限定的、日経2万4500円前後がめど 米大統領選が不透明要因 

ピクテ投信投資顧問 ストラテジスト 糸島孝俊氏

日経平均のここまでの上昇はバリュエーションの切り上げによって起きたものだ。PER(株価収益率)の上昇が、米中対立の緩和で企業業績が戻るという見方が織り込まれた形であることを踏まえれば、実際に良い業績が出てきたとしても上値は限定的となるのではないか。2018年10月2日の取引時間中の高値2万4448円前後が上値めどとなる可能性が高い。

19年の日経平均は、PBR(株価純資産倍率)1.0倍近辺が下値として意識された。6月4日、8月6日、8月26日の取引時間中の安値はいずれも2万0100─2万0200円台にとどまっている。マーケットを大きく惑わすショックがない限り、下がっても2万円程度で止まるだろう。

こうした中で、米大統領選挙は不透明要因となる。仮に民主党の候補が一本化して勢いが出てきた場合、市場が不安定化するリスクがある。このほか米国の景気動向や金融政策、米中通商協議の先行きなどをにらみつつ、レンジの中で数カ月ごとに上下を繰り返すというイメージを持っている。

日経平均の2020年予想レンジ:2万0000円─2万4500円。

(杉山健太郎 水野文也 佐古田麻優 編集:田中志保)

[ロイター]


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