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中国経済

中国の不動産高騰はこれからも続く

政府も住宅バブルへの懸念を高めているが、価格上昇がそう簡単に収まりそうにない理由

2011年2月7日(月)13時07分
アイザック・ストーン・フィッシュ(北京)

果てしない需要 北京でもマンションの建設ラッシュは続いている Jason Lee-Reuters

 今年も中国経済の快進撃が続きそうだが、アナリストたちは中国の不動産の値上がりを警戒している。中国の国家統計局によると、過去1年の不動産価格の値上がり率は7・7%。しかし実際にはもっと大幅に上昇していると、多くの専門家は考えている。

 政府は住宅ローンの貸し出しを制限して市場の沈静化を図っているが、昨年、土地への投資と建物の建設の増加率は共に30%を突破。住宅価格は大部分の中国人には手が出ない高値のままだ。この2つの点を考えれば、不動産バブルを警戒する人が多いのも当然に思える。

 しかしどんなに過熱しているように見えても、中国の文化的要因に支えられてバブルは膨らみ続ける。中国では伝統的に、自分の家を所有することは高い地位の証しだった。増加する中流層もこの伝統に縛られているようだ。

 最近の世論調査によると中国女性の大半が、家を所有していない男性は結婚相手として考えられないと答えている。そのため、親は息子に家を買う金を貸したり、与えたりする。

 農村の住民が大挙して都市に移住しているという事情も相まって、不動産需要が近い将来、沈静化することはなさそうだ。

[2011年1月12日号掲載]

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