プレスリリース

エイブリック、山形大学で半導体出前授業を実施

2025年06月18日(水)10時00分
ミネベアミツミグループのエイブリック株式会社(社長:田中 誠司、本社:東京都港区、以下 ABLIC)は、2025年6月4日(水)に山形大学にて、半導体に関する出前授業を実施しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/439683/img_439683_1.jpeg
出前授業の様子

本授業は、山形大学と東北半導体・エレクトロニクスデザインコンソーシアム(以下、T-Seeds)(※1)が連携する講義「山形・東北と半導体」の一環として実施されたものです。山形県および東北地域における半導体産業の重要性が増す中、次世代を担う学生に、半導体への理解を深めてもらうことを目的としています。秋田県に製造拠点を構えるABLICは、T-Seeds会員企業として、この重要な取り組みに参画しました。

本授業は、半導体に興味を持つ様々な学部の一年生約200名が受講しました。
ABLICはこれまでも東北や関東、関西の教育機関で出前授業の実績があります。その知見を活かし、「半導体とはどのようなものか」という基本的な内容から、アナログ半導体とデジタル半導体の違い、そして半導体が生活の中でどのように使われているかを具体的な事例を交えて紹介しました。
さらに、ABLIC独自のエナジーハーベスティング技術である「CLEAN-Boost(R)技術」(※2)を活用し、SDGsへの貢献方法を、デザイン思考(※3)のアプローチを用いて「世の中の課題を定義し、解決するための道筋」を共に考えていく実践的な学びの場を提供。実施後に行ったアンケートでは、講義の理解度は98%程、満足度は92%程と高い評価になりました。

受講した学生からの感想(一例)
・アナログ半導体は光や音、温度等の自然現象を信号として処理していると知り、身近なところで使われているという印象を受けました。
・環境エネルギーの「見える化」への挑戦や、電池レス化の実現への取り組み等、常に未来を見据えた開発に取り組まれている印象を受けました。社会の気持ちに応えようとする事が大切だと思いました。
・ABLICの「CLEAN-Boost(R)技術」を活用した課題解決型新入社員研修は、人材育成にも効果的だと思いました。
・ 講義内容の技術を使った製品は実用的かつ日常生活の不便や苦痛を解消する物が多く、技術は進歩していると実感しました。ABLICの社名に込められた「不可能を可能にする技術」を目に見えて理解することができたと思います。
・ 講義の中には小学生でも理解できるような説明がされており、わかりやすくて感動しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/439683/img_439683_2.jpg
山形大学成田教授と講師を務めたABLIC社員

山形大学 工学部 情報・エレクトロニクス学科 成田 克教授からのコメント
このたびは、山形大学の1年生向け講義「山形・東北と半導体」において、秋田県を代表する半導体企業としてご講義いただき、誠にありがとうございました。アナログ半導体を中心としたABLIC様の先進的な技術開発や人材育成の取り組みは、学生にとって大変貴重な学びとなりました。特に、"デジタル"に親しんでいる学生にとって"アナログ"半導体の重要性を実感できたことは、新たな視点と刺激を与えるものでした。
今後とも半導体に関する人材育成と東北地域の発展に向け、引き続きご協力いただけますと幸いです。重ねて、今回のご協力に深く感謝申し上げます。

ABLICはこれからも、次世代への人材育成を通じて地域社会と半導体産業全体の発展に貢献してまいります。


※1 東北半導体・エレクトロニクスデザインコンソーシアム(T-Seeds)とは
東北の地域特性を生かし、半導体・電子デバイス関連の人材育成やサプライチェーンの強靭化等により、東北半導体・電子デバイス産業の競争力強化を図り、東北地区、ひいては我が国の半導体等関連産業を発展させていくことを目的に設立されました。
T-SeedsホームページURL:https://t-seeds.jp/

※2 CLEAN-Boost(R)技術とは
これまで電力として活用できなかった、わずかな水分や発電菌で発電したエネルギーを蓄電・昇圧し、電力に変換して無線発信などが可能になるABLIC独自の技術です。IoT社会に向けて、インフラ、農業、ヘルスケアなど様々な分野で無限の可能性を秘め、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献も大きく期待されています。
詳細はこちら:https://www.ablic.com/jp/semicon/corp/sdgs/cleanboost/

※3 デザイン思考とは
「使用者」の視点に立ち、隠れたニーズや本質的な課題を発見し、創造的に解決策を生み出すためのアプローチです。


エイブリック株式会社について
2018年に「エイブリック株式会社」としてセイコーグループから独立したアナログ半導体専業メーカーです。その歴史は1968年、世界初の量産クオーツウオッチ搭載用CMOS ICの開発にさかのぼります。以来、様々な民生機器や携帯機器、車載や医療機器向けに小型、低消費電力、高精度のアナログ半導体製品を提供しています。2020年4月にミネベアミツミグループの一員となり、「『Small Smart Simple』なアナログ半導体ソリューションでお客様に感動を提供」というビジョンのもと、豊かな社会への貢献を目指しています。

出前授業のご案内
https://www.ablic.com/jp/semicon/corp/factory_tour/



詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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