プレスリリース

骨粗鬆症の書籍で伝えられなかった「適切な食事」について、3月21日のサイトリニューアルで追加発信

2025年03月18日(火)11時00分
エメラルド整形外科疼痛クリニック(北海道札幌市、院長:益子 竜弥)は、骨粗鬆症を克服するための生活習慣の改善項目の1つである「適切な食事」の「食べ合わせの原則」・「食べる時間帯」・「全粒穀物より良い食物」・「心臓病に有効なオーニッシュプログラム」について、2025年3月21日にホームページをリニューアルして発信いたします。

既に骨粗鬆症になってしまった方や骨粗鬆症が不安な方、そして健康になりたい全ての方のお役に立つ情報をお届けいたします。

ホームページ: https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/osteoporosis/natural-food/


〇当クリニックの今までの取り組み
2019年4月に開院した当クリニックは、2023年11月に、ぶらんとマガジン社(本社:北海道札幌市、代表取締役:瀬戸川 幸治)から書籍『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智(R)~超健康と長寿の秘訣~』を発行し、骨粗鬆症を克服するためには治療薬だけでは不十分で、生活習慣の改善が必要不可欠であることを啓蒙しています。
2025年2月25日には、ホームページ上で生活習慣の改善項目の1つである「適切な運動」は体だけではなく脳にも良いという「運動の真価」について発信しました。


〇サイトリニューアルで新たに発信する内容
7つの叡智(R)の4番目、『4. 東西栄養学の粋』は、薬膳という東洋の叡智と、ナチュラルハイジーンという西洋の叡智に加え、最新の栄養学の叡智を融合したものです。今回のサイトリニューアルでは、書籍でお伝えできなかった内容として、次の4つの内容を発信します。

(1)ナチュラルハイジーンに基づいた「食べ合わせの原則」:タンパク質が豊富な食物と炭水化物が豊富な食物は一度の食事では食べない方が良い

(2)ナチュラルハイジーンに基づいた「食べる時間帯」:排泄のサイクルの時間帯となる朝食にはフルーツが望ましく、その理由はフルーツは消化にエネルギーをあまり必要としないから

(3)最新の栄養学に基づいた「全粒穀物より良い食物」:全粒穀物は、炭水化物が糖に変化して血糖値が上昇する度合いを示す値であるGI(グリセミックインデックス)やGL(グリセミックロード)が高いため、レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を多く含むためにGIやGLが低い豆類の方が望ましい

(4)「心臓病に有効なオーニッシュプログラム」:植物由来の食事にリラクゼーション、瞑想、運動を加えた治療プログラムでアテローム性冠動脈硬化症に有効であることが証明されており、米国では保険適応になっています


〇骨粗鬆症と多くの書籍の現状
骨粗鬆症は骨が弱くなるため骨折しやすくなる病気で、骨粗鬆症による脊椎や大腿骨の骨折は胃癌や大腸癌より生命にとって危険です(※1, 2)。骨粗鬆症の書籍は数多く発行されていますが、一般に認識されている「日本の常識」と内容に大きな違いはなく、多くの重大な誤りを含んでいるため鵜呑みにすることはかなり危険です。実際の治療を担当する医者にしても、病気の専門家ではあっても健康の専門家ではないため、重大な誤りに気付かずに「日本の常識」どおりの対応をしていることが現状です。


〇重度のアトピーを自身で克服した院長は、骨粗鬆症の書籍を執筆
院長(益子 竜弥)は重度のアトピーを生活習慣の改善などで克服した経験を契機として、古今東西の健康に関する膨大な情報を精査して『7つの叡智(R)』として体系化し、超健康と長寿の専門家として多くの人々の健康の一助となるために講演会などで発信する活動を10年以上継続しています。
上記のような日本の骨粗鬆症の状況を憂慮し、整形外科専門医としての骨粗鬆症の治療経験と 『7つの叡智(R)』から導かれる骨粗鬆症の真実や最新の医療情報を、書籍という形で一般公開しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/429249/LL_img_429249_1.png
図1:書籍『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智(R)~超健康と長寿の秘訣~』の表紙

〇院長の書籍の要点(図1)
◆骨粗鬆症の真実
・医療機関で「薬の処方」しか行われない理由
・骨粗鬆症には、薬だけでは不十分
・動物性タンパク質は、骨を脆くする(※3)
・動物性タンパク質で、骨が脆くなる2つの理由(※4, 5)
・牛乳は、骨を脆くする(※6)
・ビタミンDは、食事より日光浴の方がはるかに重要
・日焼け止めクリームは、かなり問題
・「日本人はカルシウムが不足している」は全くの的外れ
・カルシウムを多く摂取しても体外に排出されるだけ
・カルシウムが多いと大腿骨近位部骨折の発生が増える

◆誰も指摘していない骨粗鬆症の最も重要な真実
・骨が強く丈夫になることは薬の効果ではなく、患者自身の自然治癒力や運動などの努力の効果

◆最新の医療情報
・骨粗鬆症や骨粗鬆症のガイドラインの解説
・最新の知見に基づいた4種類の治療薬の選択法
・最新の知見に基づいた治療薬の切り替え

◆骨粗鬆症に対する『7つの叡智(R)』
・世界の長寿者の共通点は「骨粗鬆症治療の真実」と一致
・『7つの叡智(R)』がお勧めする適切な食物と適切な運動


〇真実の例1:動物性タンパク質は骨を脆くする
2000年に33の国と地域を対象として動物性タンパク質や植物性タンパク質の1日の摂取量と大腿骨近位部骨折の発症数の関係が調査されました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/429249/LL_img_429249_2.png
図2:動物性・植物性タンパク質の1日の摂取量と大腿骨近位部骨折の発症数の関係

結果は、動物性タンパク質の摂取量が増えると大腿骨近位部骨折の発症数が増える(図2左)、動物性タンパク質に対する植物性タンパク質の割合が高いと大腿骨近位部骨折の発症数が減少する(図2右)です(※3)。
「動物性タンパク質は骨を強くする」ことが「日本の常識」となっていますが、真実は真逆であり、明らかな誤りです。

南極大陸以外の5大陸の33もの国と地域が対象であるため著しく信頼性が高い本報告の結果に反論するためには、より規模の大きな研究結果が必要ですが、渉猟しえた限り、そのような報告はありません。
つまり、本報告の「動物性タンパク質は骨を脆くするが、植物性タンパク質は骨を脆くしない」という結果が、現時点では最も信頼性が高い情報と言えます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/429249/LL_img_429249_3.png
図3:骨粗鬆症による骨折と、胃癌や大腸癌の5年生存率

〇真実の例2:骨粗鬆症の骨折は胃癌・大腸癌より危険(図3)
胃癌や大腸癌に罹患した場合、身体に深刻な影響が出ることは既に広く知られていることですが、骨粗鬆症による胸椎・腰椎の圧迫骨折(※1)や骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折の5年生存率(※1)は、胃癌や大腸癌の5年生存率(※2)より低く、生命にとってより危険であることは、ほとんど知られていません。


〇真実の例3:運動の真価
運動が骨粗鬆症や生活習慣病に有効であることは、これまでも知られていましたが、実は脳にも有効であることが、近年になり続々と報告されています。
具体的には、運動は、(1)学業に有効(※7)であり、(2)うつ病を改善(※8)し、(3)認知能力を改善(※9)し、(4)加齢による脳の低下を抑制(※10)し、(5)認知症に有効(※11)であることが証明されています。このことから、高齢者のみならず、成長期の子供や成人など、全年齢層の方にとって運動は大いに推奨されます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/429249/LL_img_429249_4.png
図4:重度のアトピーの時と現在の院長の写真

〇院長のプロフィール(図4)
北海道大学医学部、北海道大学大学院卒業の整形外科専門医。北海道大学病院で助教として勤務していた際にアトピーが急に重症化(図4・左)し、生きていくだけで精一杯の状態となったが、古今東西の健康に関する情報を試行錯誤し、食事・入浴などの生活習慣の改善などで自身で重度のアトピーを完治させた経験を有する。
「誰でもいいから助けてくれ!」と重度のアトピーに苦しんでいる時には心の中で叫んでいた自分が、元気になった後には「誰も助けていない!」ということに気付き、過去の自分と同じように病気に苦しんでいる人達の一助になればと、再び膨大な情報を集め、精査した結果を『7つの叡智(R) ~超健康と長寿の秘訣~』に体系化し、超健康と長寿の専門家として発信・活動。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/429249/LL_img_429249_5.png
図5:7つの叡智(R)

〇7つの叡智(R)~超健康と長寿の秘訣~(図5)
院長は、古来より脈々と受け継がれている知識体系から最新の情報までを、洋の東西を問わず、また学問の垣根を超えて、膨大に入手し、精査を行った結果、信頼性の極めて高い情報のみを選定し、『7つの叡智(R)~超健康と長寿の秘訣~』として体系化しました。
7つの大項目に分類されており、疫学、東洋医学、西洋医学、ナチュラルハイジーン、薬膳、栄養学、遺伝子学、脳科学、量子論(量子力学)などに基づいています。


〇ホームページ
エメラルド整形外科疼痛クリニック
https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/
書籍『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智(R)』
https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/self-introduction/author/
運動の真価
https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/osteoporosis/effect-exercise/
7つの叡智(R)・アトピーは皮膚の下痢・エメラルドオーシャン(R)
https://www.atopy-choukenkou.com/
直漢法(R)~自分で観て治す方法~
https://www.kampo-chokukanhou.com/


〇参考資料
※1: C Cooper et al. Am J Epidemiol. 1993.
※2: がんの統計2021, 公益財団法人がん研究振興財団.
※3: L A Frassetto et al. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2000.
※4: B J Abelow et al. Calcif Tissue Int. 1992.
※5: B J Riis. Am J Med. 1995.
※6: D Feskanich et al. Am J Public Health. 1997.
※7: Nanda B et al. J Clin Diag Res, 2013.
※8: Blumenthal JA, et al. Arch Intern Med, 1999.
※9: Netz Y at al. Int Psychogeriat, 2011.
※10: Colcombe SJ et al. J Gerontol Med Sci, 2006.
※11: Laurin et al. Arch Neurol, 2001.


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドネシア、340億ドルの対米投資・輸入合意へ 

ワールド

ベトナム、対米貿易協定「企業に希望と期待」 正式条

ビジネス

アングル:国内製造に挑む米企業、価格の壁で早くも挫

ワールド

英サービスPMI、6月改定は52.8 昨年8月以来
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    ワニに襲われた直後の「現場映像」に緊張走る...捜索隊が発見した「衝撃の痕跡」
  • 4
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 5
    米軍が「米本土への前例なき脅威」と呼ぶ中国「ロケ…
  • 6
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 7
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「22歳のド素人」がテロ対策トップに...アメリカが「…
  • 10
    熱中症対策の決定打が、どうして日本では普及しない…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中