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【写真特集】停電が続くガザの果てしない暗闇
GAZA'S LONGEST NIGHT
Photographs by CHLOE SHARROCK
2019年07月12日(金)18時30分
ガザ市の病院で集中治療室に入っている新生児。数百人の新生児をケアしているこの集中治療室には電力で動く医療機器が欠かせず、1回の停電で数十人の命が奪われかねない
ガザ市によって小さな太陽光パネルが設置されたが、効果は微々たるもの
富裕層が訪れるガザ市のショッピングモールでゲームをする子供。このモールは、コストはかかるものの巨大な発電機を備えているため営業が可能だ。貧困にあえぐガザ地区には貿易やビジネスで代々財を築いてきた富裕層が存在し、電力制限は貧富の格差を拡大させた
ガザ地区では、電力不足により毎日4~5時間しか電気が使えない
シャティ難民キャンプのパン店の娘は、家庭の経済苦が原因でこのままでは学校を卒業できないのではないかと心配する。教育の機会を逃せば貧富の差は次世代でさらに拡大する
一日に長くて20時間に及ぶ停電に対処するため、石油を使った発電機を購入できない小規模な商店は電池式のLEDライトを利用している。LEDライトは、電力不足に対して最も一般的で安価な解決策となっている
Photographs by Chloe Sharrock
撮影:クロエ・シャロック
1992年、仏シャモニー生まれのフォトジャーナリスト、ビデオグラファー。リヨンの大学で美術史、パリ第8大学で映画制作を学び、現在は中東を中心に紛争社会、平和の構築におけるジェンダー問題をテーマに活動
<本誌2019年5月21日号掲載>
<「Picture Power」の過去記事(2010年3月~2018年6月)の一覧はこちら>
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