夏場は6時間待ちも! 日本で今「かき氷」がブームの理由
「かき氷を通して和菓子に触れてもらいたい」
同店でメニュー開発を手がけるのが、10年前から喫茶担当として働く江良保正さん。「女将さんと相談しながら、ちょっとずつメニュー開発を進めてきました。今では、年間30~40種類を出すようにしています」と江良さん。氷にそら豆を濾した餡をかけた「そら豆ずんだ」など、あくまでも和菓子の範疇で、かき氷の新たな味わいを模索し続けている。
氷に添えた白玉は、看板商品の和菓子「九十九餅」と同じ白玉粉を使ったもの。「かき氷を通して、若い人にも和菓子に触れてもらいたい」と語る老舗店の和菓子職人もまた、かき氷ブームの立役者のひとりだ。
昨今のかき氷ブームについて尋ねると「間違いないのは、写真を撮って、ネットに上げたくなる見た目。うちは盛り方が特徴的で、通称、ガケ盛りと呼ばれています」。
志むらの「そら豆ずんだ」や「生いちご」などに見られるガケ盛りは、重量があるシロップを氷にかけると氷が沈んでしまうことから生まれた、独自の盛り付け方。ついレンズを向けたくなる、大胆なビジュアルだ。
【参考記事】日本独自のコーヒー文化は、喫茶店と缶コーヒーだけじゃない
日本かき氷協会の小池代表が「氷にかけるシロップはもはや、ソースと呼んだほうがしっくりくる」と語るように、SNSとの相性が抜群によく、かき氷を年中食べられるスイーツへと押し上げた濃厚なシロップこそが、近年のかき氷ブームの火付け役だ。
はたして、かんなの「あずきマスカルポーネ」や、志むらの「そら豆ずんだ」にかけられたオリジナルシロップはどんな味がするだろうか? その味わいを確かめる術は、行列覚悟で店を訪れる以外にない。
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
ご登録(無料)はこちらから=>>
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
プロデューサー・ディレクター/広告・デザイン・イベント
株式会社ルートコミュニケーションズ
- 東京都
- 年収400万円~600万円
- 正社員
-
サーバー、ルーターなどのサポートセンター未経験歓迎/充実/テクニカルサポート、ヘルプデスク/中央区/東京都
株式会社エムトラッド
- 東京都
- 年収324万円~420万円
- 正社員
-
経験5年必須/開発エンジニア/ハイエンド層/残業20h.案件待機0/PL.PMを目指している方にお勧め.自分で案件選べます
株式会社ケーエムケーワールド
- 東京都
- 年収600万円~900万円
- 正社員