コラム

会津若松から始まった新時代のリーダー育成の形とスマートシティの未来

2025年10月09日(木)18時20分
AI時代に求められるリーダーの資質

PeopleImages/Shutterstock

生成人工知能(AI)が急速に浸透しつつある今、求められるリーダーに必要とされる資質とは──。

その答えやヒントを探る試みが、福島県会津若松市を起点に全国へと波及している。その中核を成すのが異業種交流による体験型の人財育成プログラム「Leadership Quest - Ignite(LQI)」だ。既に来年末まで予定が組まれる中、第3期の合宿が8月に開催。毎回好評を博すプログラムの内実を追った。

震災復興から始まった10年の歩み

2011年の東日本大震災からの復興支援を端緒として、会津若松市は会津大学と総合コンサルティング企業・アクセンチュアと産学官の連携協定を締結。その後取り組みは、地域をDXしていくスマートシティの取り組みへと発展し、市民中心のデータ活用に賛同する多数のICT関連企業などが会津若松市に集積し始め、2021年に一般社団法人AiCTコンソーシアムが設立され、普及の取り組みが加速した。

設立4年を経て、コンソーシアムは今や100近い企業や団体が参加する大所帯となり、データ利活用を基盤としつつ、ヘルスケアや防災からものづくり、エネルギー、教育、決済、モビリティまで、町づくりの幅広い分野で協業を推し進める。特に注目すべきは市民中心のデータ活用のカギとなるデータ連携基盤「都市OS」だ。

プロフィール

南 龍太

共同通信社経済部記者などを経て渡米。未来を学問する"未来学"(Futurology/Futures Studies)の普及に取り組み、2019年から国際NGO世界未来学連盟(WFSF・本部パリ)アソシエイト。2020年にWFSF日本支部創設、現・日本未来学会理事。主著に『未来学』(白水社)、『生成AIの常識』(ソシム)『AI・5G・IC業界大研究』(いずれも産学社)など、訳書に『Futures Thinking Playbook』(Amazon Services International, Inc.)。東京外国語大学卒。

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