ハセット氏、FRBの独立性強調 「大統領に近い」批判を一蹴
写真は米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長(右)とトランプ大統領。ホワイトハウスで12月3日撮影。REUTERS/Brian Snyder
[ワシントン 16日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は16日、米連邦準備理事会(FRB)の独立性は極めて重要との考えを改めて示した。CNBCとのインタビューで語った。
またハセット氏はホワイトハウス外で記者団に対し、議長の任務はFRBを独立して運営することだと説明。「大統領に近い立場にいることや、大統領によく仕えていることが、何らかの職に就けない理由になるという考えは、私には全く理解できない」と述べた。
FRB次期議長の最有力候補と目される中、ハセット氏は大統領と近すぎるという懸念から、議長指名に対する反対意見が出ている。
ハセット氏は、トランプ大統領がFRBが党派的であることに失望してきたとも述べた。
さらにハセット氏はインタビューで、この日発表された雇用統計について「堅調な上昇軌道にある」と楽観的な見方を示唆。「6カ月以内に製造業の雇用が増加すると予想している」と語った。
経済および貿易については「赤字削減が鍵」になるとの考えを示唆。米経済には金利を引き下げる余地が十分にあるとの考えを改めて示した。





