大阪・関西万博「未来的目玉展示」...石黒浩氏のシグネチャーパビリオンが描く「いのちの未来」
石黒浩教授のシグネチャーパビリオン「いのちの未来(FUTURE OF LIFE)」 Tada Images/Shutterstock
<3025年の未来を想像し、創造する 「ヒトは自ら未来をデザインし、生きたいいのちを生きられる」>
連日話題に事欠かない大阪・関西万博も閉幕まであと2カ月を切った。未来の世界、人類の絵姿を描く趣向を凝らした展示の数々が耳目を集め、賛辞や珍事を併せ吞みながら、連日の大盛況となっている。
今回は、未来学の視点からも示唆に富む、人気のパビリオンのうち、人型ロボット研究の第一人者・石黒浩教授が手掛けたシグネチャーパビリオン「いのちの未来(FUTURE OF LIFE)」を紹介する。
(※注記のない写真は筆者撮影)


アンドロイドの権威
石黒氏と言えば、アンドロイドの権威として内外に知られる。筆者も石黒氏が開発した、接客などをするアンドロイド「ミナミちゃん」を2010年代半ばに、百貨店の高島屋で取材したことがあった。当時から既に石黒氏は、人間のような表情や動きをするロボットの研究・開発で国内外の注目の的となっていた。
それから10年以上経て着実にバージョンアップ、アップグレードしており、その完成度の高さ、「不気味の谷」を超えて年々人間に近づいてくるその迫真性は、目を見張る物がある。「不気味の谷」とは、ロボットなどが人間っぽくなるにつれ、不快感や嫌悪感を抱かせる現象だ。
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