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防犯対策としての「不審者探し」の限界 犯罪から子供を守るために注視すべきは「人」ではなく...

(写真はイメージです) leungchopan-Shutterstock
<道徳で「人は見かけで判断するな」と教えながら、防犯では「怪しい人に気をつけろ」と矛盾した指導をしている現状。本当に大切なのは──>
新年度のスタートとともに、子供たちの行動範囲が自然と広がる季節となった。保護者の期待が膨らむ一方で、犯罪への不安も頭をもたげてくる。果たして、防犯指導は十分と言えるのだろうか。
家庭や学校では、子供に「怪しい人に気をつけて」「知らない人にはついていかない」と言い聞かせ、「人」に注意するように促している。とても不思議である。道徳教育では「人は見かけで判断するな」なのに、防犯教育では「人は見かけで判断しろ」になっている。交通安全教育でも「変なドライバーに気をつけなさい」と教えたりはしない。
現在の教え方では、「親切そうな人」「知っている人」による誘拐や性犯罪を防げない。実際、千葉県松戸市の女児が殺害された事件(2017年)では、通学路で見守り活動をしていた「知っている人」が加害者だった。
それだけではない。「人」を疑えというやり方では、誰でも怪しく見えてきて、子供は人間不信に陥る。子供は大人を怖がり、大人から離れていき、助けてくれる大人も拒否するようになる。一方、地域住民も、自分が不審者扱いされたくないので、子供から離れていく。
また、不審者探しを続けると、差別や排除が生まれ、人権が侵害されてしまう。実際、間違った地域安全マップが多数作製され(実態は、不審者マップ)、そこには、知的障害者やホームレスが登場している。
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