- HOME
- コラム
- 犯人目線で見る世界 ダークサイドの社会学
- 防犯対策としての「不審者探し」の限界 犯罪から子供…
防犯対策としての「不審者探し」の限界 犯罪から子供を守るために注視すべきは「人」ではなく...
そもそも、子供を狙った誘拐の8割が、だまされて連れ去られたケースだ。東京・埼玉連続児童殺人事件(宮﨑勤事件)も、神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)も、奈良女児誘拐殺害事件もそうだった。したがって、子供を被害者にしないために最も必要なのは、大声で叫んだり、走って逃げたりする練習ではなく、どうすればだまされないかを教え込むことである。
人はウソをつくから、人を見ていては、子供はだまされてしまう。だまされないためには、絶対にだまさないものを見るしかない。それが景色である。人はウソをつくが、景色はウソをつかないからだ。
景色の中で安全と危険を識別する能力のことを「景色解読力」と呼んでいる。景色からのメッセージをキャッチできれば、危険を予測し、警戒レベルを上げられるので、だまされずに済む。防犯のために注視すべきなのは、人ではなく景色なのだ。
こうした景色解読力を中核に置く理論は「犯罪機会論」と呼ばれている。そして、景色解読力を高める方法が「地域安全マップづくり」だ。
地域安全マップとは、犯罪が起こりやすい場所を風景写真を使って解説した地図である。具体的に言えば、(誰もが/犯人も)「入りやすい場所」と(誰からも/犯行が)「見えにくい場所」を洗い出したものが地域安全マップだ。誰でも楽しみながら「犯罪機会論」を学ぶことができ、その過程で「景色解読力(危険予測能力)」が自然に高まる手法として、2002年に筆者が考案した。
犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事件の現場から浮かび上がる「2つの条件」 2025.07.08
『ウォーキング・デッド』が犯罪学や社会学の「素晴らしい教材」と言える理由 2025.05.08
公園のデザインに見る日本と欧州の防犯意識の違い 2025.03.05
-
LC/MS/外資系企業でのプリセールス/メーカー/Excel
株式会社スタッフサービス
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
東京都港区/外資系企業での一般事務・庶務業務
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員
-
通訳コーディネーター/外資系クライアントを担当いただきます/未経験OK/20代30代活躍中/若手のキャリアアップ応援
株式会社コングレ・グローバルコミュニケーションズ
- 東京都
- 月給28万3,500円~36万9,500円
- 正社員
-
港区・虎ノ門ヒルズ/外資系大手企業内での一般事務/資料のスキャニング、保管
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 月給22万700円~
- 正社員