コラム

すき家やイオンが「インフレなのに値下げ」...これに消費者が「浮かれていられない」理由とは?

2025年11月14日(金)19時10分

これからは低年収層が切り捨てられていく世界に

日本は既に慢性的なインフレ体質に転換した可能性が高く、高市新政権が積極財政を標榜していることもあり、今後、円安や物価高に拍車がかかると予想する専門家が大半を占める。物価高がさらに進めば、他から顧客を奪いシェアを拡大する動きもより激しくなってくるだろう。

厳しい現実だが、これからの日本経済は、低年収層が切り捨てられていく厳しい世界となる。インフレというのは基本的に現金以外の資産を多く保有するような強者に優しく、弱者に厳しい経済現象であり、日銀による大規模緩和策の結果、日本もそうしたフェーズに入った。一連の値下げはこうした将来像を暗示したものといえるだろう。


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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネス、ITなどの分野で執筆活動を行う。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『お金持ちの教科書』 『大金持ちの教科書』(いずれもCCCメディアハウス)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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