コラム

世界経済はついに「転換点」? スタグフレーションと「株価の長期低迷」の時代へ

2022年05月25日(水)10時50分

戦後の世界経済を振り返ると、終戦直後から60年代後半にかけての高成長時代、70年代から80年代前半にかけてのインフレを伴う低成長時代、そして、再び世界経済が長期成長軌道に乗った90年代以降という3つの時代に区分できる。最初の高成長は25年、インフレ時代は15年継続した。近年の高成長は30年続いたので、次の流れとして、再び低成長とインフレの時代がやって来てもおかしくはない。

米中の対立やロシアのウクライナ侵攻など、経済のグローバルに逆行する出来事も相次いでおり、一連の動きは見方によっては時代の変化の前兆と捉えることもできる。将来を正確に予想することは不可能だが、少なくとも、世界経済はすぐに安定化するというような安易な期待は持たないほうがよいだろう。

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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネスなどの分野で執筆活動を行うほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。『お金持ちの教科書』(CCCメディアハウス)、『スタグフレーション』(祥伝社新書)、『本気で考えよう! 自分、家族、そして日本の将来』 (幻冬舎新書)など著書多数。

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