日本経済に付ける「即効薬」なし...最大の問題はコロナではない
諸外国はコロナショックからほぼ立ち直りつつあるが、日本の場合、コロナショックによってさらに体力を低下させたというのが偽らざる現実である。今回、民間企業が設備投資を大幅に絞ったということは、企業が日本経済の先行きについて、かなり悲観的に見ていることの証左といってよいだろう。
短期的、近視眼的な要因としては、緊急事態宣言の影響が大きいものの、根源的には日本経済の貧困化という問題が深く関係している。政府の経済対策には即効性のあるものが求められがちだが、経済の貧困化が進んでいる以上、従来型経済政策の効果は限られている。
だが、所得の再分配や貧困対策といった施策は、効果が出るまでに時間がかかり、政治的合意を得るのが難しい。ここまで経済の落ち込みが激しいと大型景気対策が焦点になるのは間違いなく、岸田政権は発足早々、難しい舵取りを迫られそうだ。
アマゾンに飛びます
2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
イタリアの輸出が絶好調...「追い抜かれた日本」が絶対に見習うべき「ただ1つのポイント」 2026.03.19
裁量労働制の見直しは「成長スイッチ」ではない...むしろ「賃金低下」まであり得る理由 2026.03.05
川名麻耶、野村絢という存在が示す「日本経済の大きな変化」...「2世資本家」台頭の意味 2026.02.06






