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栄華を誇った英スーパーの衰退
人々がよく口にする話に、セインズベリーズなどが行う「1つ買えばもう1つサービス」商法がある。客はつられてレタスを1つではなく2つ購入することになるが、結局「おまけ」の1つは冷蔵庫の中で腐るだけ。タダでもらえて1つ得したと思わせるのは「こずるい」やり方だ。アルディだったらおそらく、セインズベリーズの半分以下の価格できちんとレタス1個を売っているだろうから。
近年、大手スーパーの業績は目を覆うばかり。生き残れないものも出てくるだろうと予想する専門家もいる。彼らは拡張計画の中止を余儀なくされ(建設の途中で中断された店舗もある)、値引きに追い込まれている。
僕は近所のセインズベリーズで、20ポンドの購入ごとに次回3ポンドの値引きを受けられる「お得意様」サービスをずっと受けている。顧客の囲い込みを狙っているのは明らかだ。この戦略は、僕には効いている......が、それもこれもライバル店のアルディが歩いて10分もかかるところにあるから、というだけかもしれない。
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