コラム

「あまり神経質になるな」鬱や不安を親に相談しても相手にされない

2021年04月13日(火)18時35分

PHOTO ILLUSTRATION BY YUKAKO NUMAZAWA, PHOTO BY monkeybusinessimages-iStock

<親友は引っ越してしまい、高校に友達はいません。親は「祈りなさい」と言うだけ。軽視されやすいティーンエージャーの心の問題に、文化評論家のジャミラ・ルミューは何と答える?>

Q:1年くらい前から悩んでいた鬱と不安の症状が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響でひどくなりました。高校には友達はいません。親友は引っ越してしまい、新型コロナ対策で対面授業が減り、おまけに直接目を合わせることが嫌いな内向的性格で、会話が苦手なために新しい友人をつくるのがとても難しいのです。鬱や不安のことを親に相談しても、「あまり神経質になるな」とか「祈りなさい」とか言われるだけで、相手にされません。メンタルヘルスの専門家やセラピストに診てもらいたいと相談しても、「先生に電話する」と言ったきりで何もしてくれません。

どうしたらいいか分かりません。親に経済的負担をかけたくないですが、相手にされないのではなく、支えられていると感じたいです。

── 愛されてるのは分かる高校生

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育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

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