戦争終結すれば退任する用意、ゼレンスキー大統領が発言

ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は、25日に公開されたニュースサイトのアクシオスとのインタビューで、ロシアとの戦争終結後に退任する用意があると語った。4日の代表撮影(2025年 ロイター)
[キーウ 25日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、25日に公開されたニュースサイトのアクシオスとのインタビューで、ロシアとの戦争終結後に退任する用意があると語った。
「ロシアとの戦争が終われば(選挙に)向かわない用意がある。選挙が目標ではないからだ」と指摘。「非常に困難な時期に祖国とともにあり祖国を助けたいと強く思っている。私の目標は戦争終結だ」と述べた。
その上で、停戦が実現すれば議会に選挙を要請する意向を示した。
2024年に予定されていた大統領選挙は、ロシア侵攻を受けて敷かれた戒厳令により先送りされている。そのためロシアはゼレンスキー大統領の正当性に繰り返し疑問を呈してきた。
戦時下でゼレンスキー氏は国民から高い支持を得ている。キーウ国際社会学研究所が9月初めに実施した世論調査によると、国民の約59%がゼレンスキー氏を信頼、信頼していないとの回答は34%だった。