ウクライナ和平目指すトランプ氏の姿勢変わらず、ロ報道官が見解

ロシアは25日、トランプ米大統領(写真)がウクライナ和平実現を目指す姿勢に変わりはないとの認識を示した。23日撮影(2025年 ロイター/Al Drago/ File Photo)
[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアは25日、トランプ米大統領がウクライナ和平実現を目指す姿勢に変わりはないとの認識を示した。
トランプ氏は23日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した後、ウクライナはロシアが占領した土地を全て奪還できるとの認識を示した。
バンス米副大統領は24日、記者団に、ロシアが停戦に前向きでないためトランプ氏はロシアに対し「非常にいら立っている」と述べた。
「ロシアが誠意ある交渉を拒むのなら、ロシアにとって非常に、非常に悪いことになると思う。大統領はそう明確にした。立場の転換ではない。現実を認めたのだ」と語った。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、バンス氏の発言は、停戦を目指すという米政府の方針と矛盾するかとの質問に、「そんなことはない。ワシントンからは異なるレトリックが出ている。現段階で米政府もトランプ氏も、ウクライナ問題の平和的解決に向けた努力を継続する政治的意志を保持していると考えている」と述べた。
「われわれはこうした取り組みを支持している。ロシアは和平交渉に参加することに前向きだ」とした。